蕎麦彷徨

ひとりの素人が蕎麦について考えてきたことを書きしるすブログ

脱皮機 (2)

2006-04-19 | 脱皮機
念願の脱皮機購入

ソバの脱皮機の入手先を捜していた時、NHKのある番組で、ひとりで栽培し、製粉し、蕎麦を打って楽しんでいる方が紹介されていた。その方が脱皮している場面に、メーカー名など映し出すはずのないNHKの画面に、かすかにメーカー名が見えた。「岩田兄弟工場」とあった。

現在ほど、検索方法が多様化している時代ではなかったので、すぐ近くの図書館に行き、電話帳を片端から調べ始めた。幸運なことに、意外に早く連絡先が見つかった。間もなく、NBさんと私は、その製作販売会社を訪問し、二人で出資し、念願の機械を手に入れた。

後に、「そば屋翁」(高橋邦弘著)などで、この脱皮機は、高橋さんや小池重雄さんらの自家製粉への熱意から開発されたことを知った。こうした先駆者の先見性に大いに感服したものである。