いったりきたり

いつも通りの日をまじめに過ごしながらにっこりしたりきゅんと身にしみたり

メキシコ

2011-05-06 | 海外旅行

オハヨ― 朝食後は“銀の街”タスコへ

ナッツとかレーズンとかヨーグルトでグジャグジャにして食べるんが好きになったー

メキシコシティは標高2240m 朝晩は涼しい~

 

7:30 シェラトンホテル出発♪

タクシーは日産(サニータイプ)が多いです。この黄色と小豆色のタクシーばっかりみました!

昔は「つる」「さくら」「ふじ」「にんじゃ」とか日本の名前がついてたそうです。

made in Japanは燃費もいいし故障もしない。絶対の信頼で日本車をアピールするためにそんな名前をつけたんだって!

日産に続いてホンダが2輪で参入。

日墨輸入協定以後、トヨタ、三菱、マツダと続きます。

道路はほとんど一方通行。

渋滞は世界のワースト3に入るくらいで…朝の6時半から10時くらいは超ラッシュにかかります。

なんたってメキシコシティは1千万都市、その周りをよせると2千万人の大都市です。

盆地で風の通りが悪くて排気ガスの大気汚染も問題になっているそうです。

街の対策として、ノーカーデー(月~金)をつくる!ナンバープレートの下二けた5・6は月曜は×とか、7・8は火曜日は×とか。

守らない人は罰金。

もう一つは排ガスチェック。半年に1回のチェックでokならステッカーをもらって運転できる制度など。

車の代わりに…地下鉄を使ってね^^;(地上にたまにでる地下鉄です)

1969年に開通しました。

1964年東京オリンピックで、東京―大阪の新幹線開通に負けじ…と、自国オリンピック開催の年、1968年に目指して国家プロジェクトで行うも、1年遅れで…(ちょっと悔しかったねー)

(ブリジストンの)ゴムタイヤを履いた電車です。だから車輪のキシム音はしません!

料金も安くて、どこまでいっても3ペソ(21円くらい)。

市の経営で貧しい人が通勤できるように…

最低賃金が一日5ドルくらいの人もたくさんいるようです。

携帯電話で世界一の金持ちになった、カルロス・スミス氏がいれば、道路でフロントガラスを吹いて…水を売って…1ペソかせぐのをやっととしている人たちもいる。メキシコは貧富の差がはげしい国なのです。

ちなみに、電車の時刻表はなし、です。来たら乗る。

10:00 クエルナバカ大聖堂 コルテスの命により1522-29年に建立。

二十六殉教者の壁画です。(6人の宣教師と20人の日本人信者)

実はメキシコと日本は1596年にすでに関わりがありました。

1609年-1610年に遭難したメキシコの人助けてあげたよーっていういい歴史から400年と友好ムードですが…

こちらの関わりは、忌むべき歴史です。(だから、ここからカウントしなかったんですね)

1596年マニラを出航したスペインの船、サン・フェリペ号がメキシコに向かう途中、高知沖で遭難します。

土佐藩がこれを助けますが、時はキリシタン弾圧に向かう中…京都へ連れて行かれます。

『スペインは領土征服の第一歩として宣教師を送り込む』『その国の人間を回収させた後、軍隊を送って征服する』といったことが・・・秀吉を激怒させ彼らは獄につながれます。貿易を独り占めにしたいオランダの吹聴だったとも言われますが。

キリスト教の教えの「神の下に平等」という考え方も、封建時代を築く上でもやっかいだったのでしょう。

その後、長崎にひったてられて丘の上で26人が磔にされます。

26人の中に、メキシコ人のフェリペ・デ・ヘススという殉教者がいて、メキシコで聖人となった一番目の人となります。

京都から長崎の引き回しの道中に志願して磔にあった日本の信者が2名…

…磔…志願て…(なかなかムリやんな)、秀吉にとってはますます脅威だったでだろうなー 死を恐れない信仰の力。

この壁画は1950年代に発見されます。日本の絵じゃなくてこちらの画家がニュースを聞いて描いたんだそうです。

(だから、日本的な…部分が少し変になってるんだ)

11:20 ソチカルコ遺跡 ソチ=花 カル=家 コ=場所 “花の館”

8~9Cに栄えた山の上の都市。

太平洋からメキシコシティ方面への通商の中継点でした。

アラオさん&ムラタさん いい笑顔だなぁ(^^)v

1999年世界遺産!

I'm cicada!  セミが鳴いてましたー Ziiiiii Ziiiiiii

6年も土の中にいてやっと出てきたんだもんね。太陽の下で思う存分鳴いてね♪

 全体の感じ♪

広場には白くてツヤツヤな四角の柱。

◎◎◎◎←マヤ文字!? 数字!? 

階段を登っていきま~す。

これまで見てきた石と違う感じ??

そう、こちらの遺跡は玄武岩!(わぁ~違い分かったんだよぉ(^^♪) 

 ケツアルコルトの神殿(羽のあるヘビ=ククルカン)

数々の彫刻が残ります!!

 写真をつないでみました。。。

うねりの間に横向きの神官。

竜神が2頭、昼の1頭と夜の1頭。天動説の世界観をあらわしているそうです。

 社会見学で訪れた中学3年生!

とってもFriendlyで仲良しになったよ♪♪ みんな遺跡よりも‘ジャポン’に興味津々^^; 

 記念にみんなのサインもらいましたぁ (^^♪

メキシコの教育は6.3.3.4 日本と同じ(土日はお休み)

20年前から中学は義務教育で早く高校も義務教育にしようとしているそうです。

国民の平均教育水準は、中1程度。農村部では学校に行けない人もたくさんいます。

一日8時間の給料が5ドル、それすらない人たちもかなりいて、学校に子どもをやるのにも、靴やかばん、鉛筆、弁当など金銭的に負担でいかせられない家もたくさんあるそうです。

ひとつの小学校を午前・午後・夜間とわけて使って、同じ学校だけど3回名前が変わり、校長先生はじめ職員が変わります!

幼稚園から高校まで朝礼をして、上級生が国旗を持ってブラスバンドが演奏。上級生の国旗を校長先生が受け取って立て掲げます。

その後、国歌斉唱。とても愛国心を大事に育てています。

 ここには動物の彫刻がありましたー

人間にはない動物の能力!とっても敬っていたんです。

飛んだり、水にもぐったり。そう、とってもスゴイことだもんね。

 ソチカルコ遺跡を後にします。

エントランスのアクリル板に描かれていた、さまざまなイラスト!

夢中になったよー ファニー&キュート (*^^)v

 12:55 LA PALAPAでお昼。

コーンスープ、チキンの炭焼き、トルティーヤ、ライムアイス

渋滞で時間が押してて、きっと「はやく出してね」ってお願いしたんでしょうー

アイスが早々に登場してびっくり。

 お祈りのポーズ。。。

 お花好き。

 テーブルに飾ってあったランを挿してもらいましたぁ(#^.^#)

レストランのオーナーさんと!

 14:40 タスコ フォルクスワーゲンのタクシーにのって石畳の路地を走っていきます。

Hey 乗ってきなよっ!って感じでしょうー

運転手さん体デカイから、運転席パンパン^^;

 わぁ~い(^^♪乗ってみたかったぁ。。。

とてもクネッた細い路地でベテランのドライビングの技をみせてくれました。

対向車を勘でさばく。。。 

 タスコは銀の街、16C スペインの鉱山開発の一行が、アステカを滅ぼして税金台帳を調べたとき、「タスコの光る石を納める」と記した文書を発見します。

‘儲かるニオイ’をかぎつけ、タスコにやってきます。

そうするとやはり…スズを発見。

これに嬉々とします。武力制圧にかかっていましたが、やはり反乱があります。スペインから持参した大砲だけでは手詰まりで、銅に混ぜるスズを探していたからです。

そして次に銀山を発見!

18Cにはフランスのホセデラボルダがやってきます←オレも銀山みつけてやろう!

そして、彼は短期間のうちに銀山をみつけ大金持ちになります。

中央広場にあるサンタプリカ教会はこのホセデラボルダが建てたもの。

こんなにも幸運を頂いたので神にお礼がしたい・・・

‘神はボルダに与え、ボルダは神に与える’

 

 サンタプリスカ教会 40mの双塔。まるで木彫りのような彫刻。 

18Cの壮麗なバロック様式の祭壇。天国を再現しています。

教会は…錆びてはいけないので金が使われました。

天国の一部を再現したもので、天国とは永遠の生命とミサで説き、そしてその天国を具体的にみせたのが教会というわけです。

「ほー…天国ってこんなに華麗できらびやかでいいなー私たちも今は貧しく卑しくても神様信じたらこんなとこに行けるんや」みたいな感じでしょうか。

人間は哀しいかな…命の次にお金が欲しいと思います。

→天国は金に囲まれているよー

次に、飲み物やおいしい食べ物が欲しいと思います。

→周りの彫刻を見てごらん!蔦や葉っぱ、イチジク、ザクロ、ブドウた~くさん生ってるよ。

とりわけ、ザクロは実が赤く、イエスの血をあらわしているといいます。赤い実がびっしりつまっていて、イエスと信者が一緒になっているという意味合いだそうです!ブドウは…団結!

うずまきは聖書を表し、ホタテ貝は聖水をすくったものとして。

なので、ここに訪れて(教会の椅子に)座った地点で…洗礼されてるっていう意味らしいです^^; 

ここでも登場、褐色のマリアさま。 

洗礼室。

ところで、洗礼って??  どうして無垢なはずの赤ちゃんのときに清めるんでしょうねー

それはカトリックの人類誕生のルーツにあるそうです。

その昔エデンの園という、動物も植物も歳をとらずに、死ぬことなく安泰に暮らしていた世界がありました。

その中でまず男性のアダムが土(ほこり)からつくられました。

アダムは他の生き物はペアで暮らしているのに自分は一人ぼっちは淋しいと、神様に相棒をくれとお願いします。

そこで神様はアダムのあばら骨の1本でエバを誕生させます。

ふたりは裸で楽しく暮らしていました。

ある日、神様に「食べてはいけないよ」といわれていたリンゴの果実を二人は食べてしまいます。

神様いっとるけど、まぁええやろ!って感じだったのでしょう^^;

そのことを知ると神様はとてもお怒りなり、二人をエデンの園から追放してしまいます。

そして…

アダムには労働の苦しみ、エバには出産の苦しみを与え、人類に限りある命を与えてしまいます。

この二人がおかした“傲慢な心”この原罪を赤ちゃんからとってあげましょう!これが洗礼らしいです。

洗礼を受けて赤ちゃんは清らかな心で人生をスタートする。

その後、人生を歩むうちに自分がおかした罪は自分で背負わなくてはならない、そういう考え方です。

年齢に応じて信者登録をしていくと、結婚式は教会でできるようになるそうです。

仏教の考え方は因果応報、カトリックは原罪、洗礼しなきゃなんですね。 

 だまし絵。

右の青い衣装の女性の右足と左足が、この絵を眺める位置によって前後が変わるんです!

外の教会。

先住民は祭儀式に家屋の中に入る習慣がなく 、外で教えを説かれていました。

ですから、教会の中に入ることを嫌がったみたいです。とくに征服されてたから、殺されるんじゃないかって恐怖です。

なので、外に祭儀場をつくって教えを説いたようで、これが大成功しました。

イカリを持つ→船に乗って布教

子どもを抱く→愛の心

目隠し→盲信

人間は7つの穴から刺激を受けます。(耳、鼻、口、目)

ここから入る刺激が心を迷わす…

中でも目から入る情報、刺激が一番大きな影響力があるってわけで。

目隠しをして信じましょう。従順にねってことです。 

 少しフリータイムで銀細工屋さんへ。

20Cになると、アメリカ人のスプラットリングという人がやってきて銀細工のための工房を開設し、高度な手法や伝統的なデザインをタスコの人に伝授します。

金や銀は世界中で相場が決まっていますが、彼の工房の製品は職人の賃金が安いから、安く売れる。

それ以降、タスコといえば“銀細工”といわれるようになりました。

…今はタスコでは銀は採れてないそうです。

アクセサリー お手頃価格なものもありますが♪  手入れの大変なのは苦手。無精者にはNG。

やっぱり、こういうんあるん^^;

16:15 タスコの街の全景をみる展望台だよ。

 

帰り道、トイレ休憩にドライブイン。売店、格子付きなんだ…

 

 コーヒー9ペソ!?

 

帰りは渋滞ィ~ トラック!カッコイイな(#^.^#)

突然寒くて、冷房切ってぇ~~と心の中で叫んでたら… 違うんだぁ

標高3100mのところ走ってたぁ 寒っ!それは仕方ないねー 

ムラタさんが、座席をまわって通気口を紙とセロハンテープでふさいでくれた!優しいぃ~

きっと、私が添乗員なら…仕方ないんでぇ~しばらく我慢してくださいっていっちゃう^^;

19:55 ホテル帰着!

 20:30 EL LUGARDE MARIACHI 夕食

豚の皮のトルティーヤ、カボチャの花のスープ、牛のハラミのステーキ、プリン

マリアッチの演奏!

マリアッチは12編成。男性から女性へ愛の告白をするとき任されます。

夜、女性が寝静まった頃、男性がマリアッチの12編成を従えて女性の家の外で愛の告白をするそうです。

彼を認めるならベランダへ出てOKの挨拶。

NOなら水をかける!?とか^^;

ちなみに、12編成を雇えない人は自分でギターもっていくとか…(どこまでホント(~_~メ))

 オシャレなお店でウェイターのみなさんイケメン。

 最後に出たぁーメキシコといえばプロレスだもんね。

21:45 お店をでま~す。

歩いてホテルまで帰ります。街は若者で活気にあふれていましたぁ!

ショーウィンドウに…ジャガーじゃなくって“虎”!! だよぉ。。。

夜の街は楽しそうですが、危険なムードもひそんでいて、そそくさと帰ります。

 暗闇の公園では男性のカップルが濃厚なChu~を。。。

いろいろあるんですねー ( ..)φメモメモ

さて、この屋台を右に折れるとホテルです。  今日も一日無事に終了♪ おやすみなさい♪