いったりきたり

いつも通りの日をまじめに過ごしながらにっこりしたりきゅんと身にしみたり

わずかティースプーン一杯

2009-06-10 | Weblog
この子が一生かかって集めることのできるはちみつの量は、わずかティースプーン1杯。
そのティースプーン1杯のはちみつを得るために、ミツバチは3万個以上の花を訪れなければなりません。
しかも、この子たちの寿命は平均して40日にも満たないほど…
その内、巣の外に出て蜜を集めるのは10日程度。
巣の外は、鳥に狙われたり、クモの巣に引っかかったり、カエルが待ち構えていたり、突然の雨に打たれたりと、たくさんの敵が待ち構えています。

ミツバチたちは、花から花へと飛び回って花蜜を集めます。
「花蜜=はちみつ」と思われがちですが、そうではありません。
巣に帰ったミツバチたちは、体内の酵素を加えて、花蜜の成分をショ糖→果糖→ブドウ糖へと変化させていきます。
そして、羽ばたきによる温風で余分な水分を蒸発させ、糖度を高めていきます。
<どんだけ羽ばたくの(涙)>
こうして一生懸命熟成させ糖度が78度以上になると、巣房で貯蔵します。
これがはちみつです。
蜂蜜は、この子たちが命をかけて採っているのです。

大事にしてあげたい。