野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

何にでもからまって白い花を咲かせる「センニンソウ」(高尾の花 21-80)

2021年10月06日 08時37分16秒 | 

何にでもからまって白い花を咲かせる「センニンソウ」。こんなところに白い花が咲く木があったかなと思うと、つるにからんだ仙人草だったということが多い。素敵な名前をもらったが「白い花をまとった姿が仙人をイメージすると思いきや、花の後に果実より伸びた銀白色の長毛が密生した様子を、仙人のひげにたとえたこと」に由来するという。たしかに髭のような雄蕊が目立つ花ではある。

(2021年初秋 高尾山)

 

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)
「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)
「キクザキイチゲ」(高尾の花 21-05)
「タツタソウ」(高尾の花 21-06)
「キバナセツブンソウ」(高尾の花 21-06)
「ハナネコノメ」(高尾の花 21-07)
「ヨゴレネコノメ」(高尾の花 21-08)
「ムラサキケマン」(高尾の花 21-09)
「アミガサユリ」(高尾の花 21-10)
「ミヤマカタバミ」(高尾の花 21-11)
「タカオスミレ」(高尾の花 21-12)
「ヒトリシズカ」(高尾の花 21-13)
「ナガバノスミレサイシン」(高尾の花 21-14)
「イカリソウ」(高尾の花 21-15)
「セントウソウ」(高尾の花 21-16)
「マルバコンロンソウ」(高尾の花 21-17)
「ニリンソウ」(高尾の花 21-18)
「アマナ」(高尾の花 21-19)
「ヒメリュウキンカ」(高尾の花 21-20)
「ユリワサビ」(高尾の花 21-21)
「キケマン」(高尾の花 21-22)
「ジュウニヒトエ」(高尾の花 21-23)
「トキワイカリソウ」(高尾の花 21-24)
「マルバスミレ」(高尾の花 21-25)
「アカフタチツボスミレ」(高尾の花 21-26)
「ヤブニンジン」(高尾の花 21-27)
「ミミガタテンナンショウ」(高尾の花 21-28)
「クサノオウ」(高尾の花 21-29)
「ヤマエンゴサク」(高尾の花 21-30)
「オドリコソウ」(高尾の花 21-31)
「エイザンスミレ」(高尾の花 21-32)
「ネコノメソウ」(高尾の花 21-33)
「シロヤブケマン」(高尾の花 21-34)
「セリバヒエンソウ」(高尾の花 21-35)
「ツルカノコソウ」(高尾の花 21-36)
「シラユキゲシ」(高尾の花 21-37)
「エビネ」(高尾の花 21-38)
「クワガタソウ」(高尾の花 21-39)
「ヤマブキソウ」(高尾の花 21-40)
「ウワミズザクラ」(高尾の花 21-41)
「カキドオシ」(高尾の花 21-42)
「クマガイソウ」(高尾の花 21-43)
「ウラシマソウ」(高尾の花 21-44)
「タンチョウソウ」(高尾の花 21-45)
「シラネアオイ」(高尾の花 21-46)
「キンラン」(高尾の花 21-47)
「ホタルカズラ」(高尾の花 21-48)
「チゴユリ」(高尾の花 21-49)
「ユキモチソウ」(高尾の花 21-50)
「黄花カタクリ」(高尾の花 21-51)
「イチリンソウ」(高尾の花 21-52)
「ラショウモンカズラ」(高尾の花 21-53)
「グミ」(高尾の花 21-54)
「バイカカラマツ」(高尾の花 21-55)
「セッコク」(高尾の花 21-56)
「エビガライチゴ」(高尾の花 21-57)
「フタリシズカ」(高尾の花 21-58)
「サイハイラン」(高尾の花 21-59)
「コアジサイ」(高尾の花 21-60)
「ママコノシリヌグイ」(高尾の花 21-61)
「マツカゼソウ」(高尾の花 21-62)
「ノブキ」(高尾の花 21-63)
「キツネノマゴ」(高尾の花 21-64)
「シュウカイドウ」(高尾の花 21-65)
「コウヤボウキ」(高尾の花 21-66)
「ダイコンソウ」(高尾の花 21-68)
「カリガネソウ」(高尾の花 21-69)
「キレンゲショウマ」(高尾の花 21-70)
「ヤブラン」(高尾の花 21-71)
「タマアジサイ」(高尾の花 21-72)
「ヤブレガサ」(高尾の花 21-73)
「イセハナビ」(高尾の花 21-74)
「スズムシバナ」(高尾の花 21-75)
「カシワバハグマ」(高尾の花 21-76)
「ツリフネソウ」(高尾の花 21-77)
「キバナアキギリ」(高尾の花 21-78)
「キツリフネ」(高尾の花 21-79)

「センニンソウ」

センニンソウ(仙人草)
常緑つる性半低木
北海道(南部)〜九州の山野の道端に普通。茎は円柱形で肋があり、初めは短毛があって後無毛となる。葉は長柄があり、奇数羽状複葉。小葉は3〜7、卵形または卵円形、鈍頭、微凸端、基部は円形または浅心形、全縁、まれに大きく切れ込み、両面毛を散生し後無毛となり、質はやや厚くて乾いても暗緑色、長さ3〜7cm。小葉柄で物にまといつく。葉腋から円錐花序をだす。花は多数、上を向いて平開する。萼片は4、倒披針形、円頭から鋭尖頭、白色、長さ10〜25mm、ふちに白毛を密布。雄ずいは多数、花糸は長さ7〜9mm、無毛、葯は長さ3mm。そう果は多数、卵形、長さ7〜8mm、扁平で厚いふちがつき、寝た毛がある。花柱は長さ3cm、羽毛状。花期は8〜9月。(原色日本植物図鑑)
学名は、Clematis terniflora
キンポウゲ科センニンソウ属
よく似たボタンヅルは葉が3出複葉、雄しべが萼片と同長。蕾の先が丸い。そう果は紡錘形で短毛が密生する。



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