野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

ブラシのような白い花が目を引く「ウワミズザクラ」(高尾の花 21-41)

2021年04月27日 10時47分58秒 | 

ブラシのような白い花が目を引く「ウワミズザクラ」。赤いブラシの木に負けない白いブラシの木だ。古代からこの木の木材を占いに使ってきたらしい。現代でも大嘗祭で儀礼に使われているというから驚きだ。

(2021年春 南高尾)

 

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)
「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)
「キクザキイチゲ」(高尾の花 21-05)
「タツタソウ」(高尾の花 21-06)
「キバナセツブンソウ」(高尾の花 21-06)
「ハナネコノメ」(高尾の花 21-07)
「ヨゴレネコノメ」(高尾の花 21-08)
「ムラサキケマン」(高尾の花 21-09)
「アミガサユリ」(高尾の花 21-10)
「ミヤマカタバミ」(高尾の花 21-11)
「タカオスミレ」(高尾の花 21-12)
「ヒトリシズカ」(高尾の花 21-13)
「ナガバノスミレサイシン」(高尾の花 21-14)
「イカリソウ」(高尾の花 21-15)
「セントウソウ」(高尾の花 21-16)
「マルバコンロンソウ」(高尾の花 21-17)
「ニリンソウ」(高尾の花 21-18)
「アマナ」(高尾の花 21-19)
「ヒメリュウキンカ」(高尾の花 21-20)
「ユリワサビ」(高尾の花 21-21)
「キケマン」(高尾の花 21-22)
「ジュウニヒトエ」(高尾の花 21-23)
「トキワイカリソウ」(高尾の花 21-24)
「マルバスミレ」(高尾の花 21-25)
「アカフタチツボスミレ」(高尾の花 21-26)
「ヤブニンジン」(高尾の花 21-27)
「ミミガタテンナンショウ」(高尾の花 21-28)
「クサノオウ」(高尾の花 21-29)
「ヤマエンゴサク」(高尾の花 21-30)
「オドリコソウ」(高尾の花 21-31)
「エイザンスミレ」(高尾の花 21-32)
「ネコノメソウ」(高尾の花 21-33)
「シロヤブケマン」(高尾の花 21-34)
「セリバヒエンソウ」(高尾の花 21-35)
「ツルカノコソウ」(高尾の花 21-36)
「シラユキゲシ」(高尾の花 21-37)
「エビネ」(高尾の花 21-38)
「クワガタソウ」(高尾の花 21-39)
「ヤマブキソウ」(高尾の花 21-40)

ウワミズザクラ(上溝桜、Padus grayana)は、バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木。 和名は、古代の亀卜(亀甲占い)で溝を彫った板(波波迦)に使われた事に由来する。[1]

よく似たイヌザクラとは、花序枝に葉がつく事などで区別できる。

分布:北海道西南と本州、四国、九州の山野に自生し、日照と小川沿いなど湿潤した環境を好む。
樹高:約10 - 15 m。
樹皮:灰 - 褐色。
枝 :小枝の多くは落葉後に落ちる。
葉 :長さ6 - 9 cm、幅3 - 5 cmで楕円形で先が急に細くなり、縁には鋸歯がある。
花 :5月(北海道では6月)頃。長さ10 cmほどの白い総状花序は雄蘂が目立ち、ブラシのように見える。
果実:直径約8 mmの卵円形の核果を付け、初夏にかけて赤から黒く熟す。
利用:材は軽くねばり強い事から建材のほか、彫刻細工、版木、道具の柄などに利用される。香りのよい、若い花穂と未熟の実を塩漬にした杏仁子(あんにんご)[2]が、新潟県を中心に食用とされる。また、黒く熟した実は果実酒に使われる。
脚注

^ 現在でも大嘗祭の為の斎田点定の儀では亀卜により悠紀国と主基国とが選ばれるが、その際にも亀甲を灼くために上溝桜の波波迦木が用いられる。鎌田純一『平成大禮要話』p.74 ISBN 4764602628
^ 本山荻舟 『飲食事典』(初版) 平凡社、1958年12月25日、23,64,65頁。全国書誌番号:59001337。



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