野の花 庭の花

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ピンクの八重の椿として有名な「乙女椿」(椿シリーズ10)

2020年02月21日 09時11分30秒 | 

ピンクの八重の椿として有名な「乙女椿」。どっしりと整った花容はすばらしく、どこにあっても見間違えることがない。ほかの椿と違って、黄色い雄しべが見えないのが特徴。「江戸時代、他藩に出回らないように門外不出とされたことから「お止め椿」と呼ばれていたのが転じて「乙女椿」になった」らしい。しかしこの整った花の姿からは乙女椿の名がさわしいような。

(2020-02 東京都 神代植物公園)  

椿「乙女椿」

オトメツバキ [乙女椿]

開花時期 3月、4月、5月
花の色 ピンク
名前の読み おとめつばき
分布 栽培品種
生育地 公園樹、庭園樹
植物のタイプ 樹木
大きさ・高さ 1~2メートル
分類 ツバキ科 ツバキ属
学名 Camellia japonica f. otome
花の特徴 ピンク色の花びらを重ねた八重咲きの中輪である。
花びらは円頭形で、整然としている。
葉の特徴 葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には艶がある。
葉はヤブツバキよりも小さい。
実の特徴 花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他 ユキツバキ系の品種で、江戸時代から栽培されている。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の otome は「乙女」である。



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