この一覧を取り出してプリントして持ち歩くと便利です。アイウエオ順ですが、コヒルガオとヒルガオ、ヘビイチゴとミツバツチグリはよく似ているので、下の方を見てください。
エゴノキ
エゴノキは玉川上水に非常に多く、幹が黒っぽいのが特徴です。5月に大量の花が下向きに咲きます。地面にもたくさん落ちるので、それを見て気づいて見上げることもあります。
オオジシバリ
明るい場所に生えるキク科の花で、葉は地面を這う地上茎につきます。そのため上に伸びることはなく、横に広がります。花は直径3cmくらいで、葉は細長いヘラ状で、大きいものには突起があります。似たものにジシバリがありますが、ジシバリは花の直径が2cmくらい、葉がピンポンのラケットのように丸く小さいのげ区別できます。花だけ見るとあとにでてくるニガナとも似ていますが、ニガナは茎がスラリと高く伸びます。
カジイチゴ
キイチゴの仲間はモミジイチゴ、ニガイチゴなどがありますが、玉川上水にはあまり多くはありません。カジイチゴは大型で、人の背丈を越えるものもあり、葉も大きく、花も大ぶりです。玉川上水ではあちこちで見ます。
ガマズミ
明るい場所にある低木で、初冬には真っ赤な実がなります。5月には白い小さな花をたくさんつける花序がみられます。葉が幅広で、若い小枝に産毛が生えています。
キンラン
落葉広葉樹林の下で見かけます。ギンランよりは豪華で立派な印象です。
ギンラン
落葉広葉樹林の下でときどき見かけます。花も葉もすっきりと清楚なランです。
コアジサイ
八王子など西部にはごくふつうにありますが、平地では少なくなります。薄紫色の花が印象的ですが、葉も大きなギザギザがあり、特徴的です。
コゴメウツギ
明るいところに生える低木。ひとつひとつの花は小さいが、房になって咲きます。ひとつの花をみると花びらとがくがくりかえしなかなかきれい。
ジシバリ
オオジシバリとよく似ており、生えるところも同じように明るい場所です。違いは花が小さめなこと(直径2cmほど)と、葉がピンポンのラケットのような形をしていることです。
スイカズラ
玉川上水に多いつる植物ですが、花をつけるのは明るい場所でつるを伸ばしたものです。玉川上水の林床には地上を這うスイカズラがたくさんあります。つるは赤みを帯び、葉は楕円形で対生します。花は写真のように上下に分かれる独特の形で、甘いよい匂いがします。
セリバヒエンソウ
外来種ですが、日本の植生に違和感なくおさまっています。長い距がある美しい花をつけます。葉がこまかく分かれるので、セリのような葉という意味で「セリバ」といいます。
ナガミヒナゲシ
果実
とても目立ちますが、どこか品のある嫌味のない紅色です。丈夫な植物らしく、道端に元気に咲いています。花が終わると細長い実がなり、これがあの危険なオニゲシと違い細長いので「長実」というわけです。
ナワシロイチゴ
キイチゴ類には白い花のものが多いですが、ナワシロイチゴは紅色、花びらが独特でシベを覆うようにつき、開きません。5月は田んぼに苗を植える時期なので「苗代」といいます。
ナルコユリ
下向きの白い花という意味ではホウチャクソウと似ていますが、ナルコユリはたくさんの花を鈴なりにつけます。茎の高さも1mくらいになる大型のもので、山の花なので玉川上水にあるのは意外感があります。
ニガナ
明るい場所に生え、茎や葉を傷つけると白い汁を出します。花は5枚の舌状花が端正に開いています。葉が基部が張り出した独特の形をしており、茎を「抱く」ようにつきます。
ノアザミ
初夏に咲くのはこのアザミで、花の下(総苞)がベトつきます。秋にはノハラアザミという似た名前のものがありまぎらわしいです。
ノイバラ
少し明るい場所によくあります。品種改良された赤いバラと比べるとまるで違うものですが、楚々としたすばらしい美しさがあります。棘がたいへん鋭いので、下手にからまると肌に傷がつくほどです。学名はRosa multifloraで、英語のroseのもとになっています。multifloraは花がたくさんあるという意味です。
ハハコグサ
空き地などに生える黄色い花で、葉にも茎にもビロードのような毛が生えているので、植物体全体が白っぽく見えます。何本かの茎が並んで生えることが多く、高さは10cm程度であまり高くなることはありません。
ヒルガオ
明るい場所に生え、策などに絡まるように伸びます。アサガオをふた回りほど小さくしたようなピンクの花を咲かせます。
コヒルガオ
ヒルガオと同じような場所に生え、花も似ていますが、葉の形が違います。違いの比較を「夏の花」の冊子から紹介します。
ヘビイチゴ
やや暗い場所で、他の植物があまりないような場所に地表を這うように生える草丈の低い草。黄色い花も、葉が3枚に別れていて淵にギザギザがあるところも、地表を這うところもミツバツチグリと共通であるが、ミツバツチグリは明るい場所に生え、ススキなどの丈の高い草の隙間などに生える。花が終わると赤いイチゴをつける。
ヘビイチゴとミツバツチグリの花を比べると、ヘビイチゴの方が花びらが離れてつくので萼が目立つ。ミツバツチグリは花びら同士が接するようにつく。
葉を比べると、ヘビイチゴの小葉は扇型で鋸歯は左右対称ですが、ミツバツチグリは小葉は卵形で鋸歯は左右非対称で、先端部がチョンととがります。行って見るとケヤキの葉に似ています。
ホウチャクソウ
細長く白い花を下向きに咲かせるユリ科は何種類かありますが、このホウチャクソウは玉川上水にもっとも多いものです。ナルコユリなどはたくさんの花がつきますが、ホウチャクソウは2つだけが仲良くペアで咲きます。花が下向きであることは昆虫にとっては大きな意味をもっており、入り口が狭く蜜のあるところまでが長いことも重要です。こういう花はハエやアブ、それに蝶などは吸蜜がむずかしく、なんといってもマルハナバチが一番ふさわしい訪問者です。
マユミ
玉川上水にはいたるところにある低木あるいは亜高木です。ただし花は小さく地味なので見過ごす人が多いようです。よくみると4枚の幾何学的な感じの花でそれなりの味わいがあります。同じ時期にコマユミやツリバナも咲きますが、これらも花は小ぶりであまり目立ちません。
マルバウツギ
「卯の花の匂う垣根に」の卯の花はウツギの花です。卯月というのは旧暦の4月で、だいたい新暦の5月に相当します。マルバウツギはウツギよりは葉が短く、花序もやや小ぶりで、明るい場所で藪を作ります。なおウツギとは「空木」で茎が中空な低木という意味ですが、広く低木類をナントカウツギということもあります。
ミズキ
玉川上水沿いにふつうの高木で、枝がテーブル状に出ます。小さな花が房になってつきます。
ミツバツチグリ
鮮やかな黄色の花びらが5枚、地面を這うように生えるところなどは、ヘビイチゴに似ています・葉も似ているといえば似ていますが、鋸歯が単純です。ミツバというのは1枚の葉が複葉で3つに分かれているからです。明るい草原に多いですが、落葉樹林の下にもあります。
エゴノキ
エゴノキは玉川上水に非常に多く、幹が黒っぽいのが特徴です。5月に大量の花が下向きに咲きます。地面にもたくさん落ちるので、それを見て気づいて見上げることもあります。
オオジシバリ
明るい場所に生えるキク科の花で、葉は地面を這う地上茎につきます。そのため上に伸びることはなく、横に広がります。花は直径3cmくらいで、葉は細長いヘラ状で、大きいものには突起があります。似たものにジシバリがありますが、ジシバリは花の直径が2cmくらい、葉がピンポンのラケットのように丸く小さいのげ区別できます。花だけ見るとあとにでてくるニガナとも似ていますが、ニガナは茎がスラリと高く伸びます。
カジイチゴ
キイチゴの仲間はモミジイチゴ、ニガイチゴなどがありますが、玉川上水にはあまり多くはありません。カジイチゴは大型で、人の背丈を越えるものもあり、葉も大きく、花も大ぶりです。玉川上水ではあちこちで見ます。
ガマズミ
明るい場所にある低木で、初冬には真っ赤な実がなります。5月には白い小さな花をたくさんつける花序がみられます。葉が幅広で、若い小枝に産毛が生えています。
キンラン
落葉広葉樹林の下で見かけます。ギンランよりは豪華で立派な印象です。
ギンラン
落葉広葉樹林の下でときどき見かけます。花も葉もすっきりと清楚なランです。
コアジサイ
八王子など西部にはごくふつうにありますが、平地では少なくなります。薄紫色の花が印象的ですが、葉も大きなギザギザがあり、特徴的です。
コゴメウツギ
明るいところに生える低木。ひとつひとつの花は小さいが、房になって咲きます。ひとつの花をみると花びらとがくがくりかえしなかなかきれい。
ジシバリ
オオジシバリとよく似ており、生えるところも同じように明るい場所です。違いは花が小さめなこと(直径2cmほど)と、葉がピンポンのラケットのような形をしていることです。
スイカズラ
玉川上水に多いつる植物ですが、花をつけるのは明るい場所でつるを伸ばしたものです。玉川上水の林床には地上を這うスイカズラがたくさんあります。つるは赤みを帯び、葉は楕円形で対生します。花は写真のように上下に分かれる独特の形で、甘いよい匂いがします。
セリバヒエンソウ
外来種ですが、日本の植生に違和感なくおさまっています。長い距がある美しい花をつけます。葉がこまかく分かれるので、セリのような葉という意味で「セリバ」といいます。
ナガミヒナゲシ
果実
とても目立ちますが、どこか品のある嫌味のない紅色です。丈夫な植物らしく、道端に元気に咲いています。花が終わると細長い実がなり、これがあの危険なオニゲシと違い細長いので「長実」というわけです。
ナワシロイチゴ
キイチゴ類には白い花のものが多いですが、ナワシロイチゴは紅色、花びらが独特でシベを覆うようにつき、開きません。5月は田んぼに苗を植える時期なので「苗代」といいます。
ナルコユリ
下向きの白い花という意味ではホウチャクソウと似ていますが、ナルコユリはたくさんの花を鈴なりにつけます。茎の高さも1mくらいになる大型のもので、山の花なので玉川上水にあるのは意外感があります。
ニガナ
明るい場所に生え、茎や葉を傷つけると白い汁を出します。花は5枚の舌状花が端正に開いています。葉が基部が張り出した独特の形をしており、茎を「抱く」ようにつきます。
ノアザミ
初夏に咲くのはこのアザミで、花の下(総苞)がベトつきます。秋にはノハラアザミという似た名前のものがありまぎらわしいです。
ノイバラ
少し明るい場所によくあります。品種改良された赤いバラと比べるとまるで違うものですが、楚々としたすばらしい美しさがあります。棘がたいへん鋭いので、下手にからまると肌に傷がつくほどです。学名はRosa multifloraで、英語のroseのもとになっています。multifloraは花がたくさんあるという意味です。
ハハコグサ
空き地などに生える黄色い花で、葉にも茎にもビロードのような毛が生えているので、植物体全体が白っぽく見えます。何本かの茎が並んで生えることが多く、高さは10cm程度であまり高くなることはありません。
ヒルガオ
明るい場所に生え、策などに絡まるように伸びます。アサガオをふた回りほど小さくしたようなピンクの花を咲かせます。
コヒルガオ
ヒルガオと同じような場所に生え、花も似ていますが、葉の形が違います。違いの比較を「夏の花」の冊子から紹介します。
ヘビイチゴ
やや暗い場所で、他の植物があまりないような場所に地表を這うように生える草丈の低い草。黄色い花も、葉が3枚に別れていて淵にギザギザがあるところも、地表を這うところもミツバツチグリと共通であるが、ミツバツチグリは明るい場所に生え、ススキなどの丈の高い草の隙間などに生える。花が終わると赤いイチゴをつける。
ヘビイチゴとミツバツチグリの花を比べると、ヘビイチゴの方が花びらが離れてつくので萼が目立つ。ミツバツチグリは花びら同士が接するようにつく。
葉を比べると、ヘビイチゴの小葉は扇型で鋸歯は左右対称ですが、ミツバツチグリは小葉は卵形で鋸歯は左右非対称で、先端部がチョンととがります。行って見るとケヤキの葉に似ています。
ホウチャクソウ
細長く白い花を下向きに咲かせるユリ科は何種類かありますが、このホウチャクソウは玉川上水にもっとも多いものです。ナルコユリなどはたくさんの花がつきますが、ホウチャクソウは2つだけが仲良くペアで咲きます。花が下向きであることは昆虫にとっては大きな意味をもっており、入り口が狭く蜜のあるところまでが長いことも重要です。こういう花はハエやアブ、それに蝶などは吸蜜がむずかしく、なんといってもマルハナバチが一番ふさわしい訪問者です。
マユミ
玉川上水にはいたるところにある低木あるいは亜高木です。ただし花は小さく地味なので見過ごす人が多いようです。よくみると4枚の幾何学的な感じの花でそれなりの味わいがあります。同じ時期にコマユミやツリバナも咲きますが、これらも花は小ぶりであまり目立ちません。
マルバウツギ
「卯の花の匂う垣根に」の卯の花はウツギの花です。卯月というのは旧暦の4月で、だいたい新暦の5月に相当します。マルバウツギはウツギよりは葉が短く、花序もやや小ぶりで、明るい場所で藪を作ります。なおウツギとは「空木」で茎が中空な低木という意味ですが、広く低木類をナントカウツギということもあります。
ミズキ
玉川上水沿いにふつうの高木で、枝がテーブル状に出ます。小さな花が房になってつきます。
ミツバツチグリ
鮮やかな黄色の花びらが5枚、地面を這うように生えるところなどは、ヘビイチゴに似ています・葉も似ているといえば似ていますが、鋸歯が単純です。ミツバというのは1枚の葉が複葉で3つに分かれているからです。明るい草原に多いですが、落葉樹林の下にもあります。
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