NHK「日本のこれから」を見て

昨夜NHKが「日本のこれから」と言う番組名で、3時間近くに亘る長時間特集をしていた。
この番組に「お玉おばさんでも分かる政治のお話」のお玉さんが招かれて出られると聞いて、録画して置いたのを今朝見せてもらった。（昨夜は家族が他のものを見たがったので）
”お玉おばさん”と言っておられるので、なんとなく50歳前後の方を想像していたので、お若いのに驚いた。（同じ感想をもった方は他にも有ったようで、お玉さんのコメント欄にも誰かが書いておられたけれど・・・・）
それにお玉さんと言う名前そのままに、可愛らしく優しそうな人で、嬉しかった。
一度目の発言はちゃんと最後まで発言され、皆の共感を受けておられたけれど、2度目のは途中ではしょられた感じで、あとお玉さんには発言の機会が、余り与えられなかったような気がして残念だった。

色々な論議が出ていて、一瞬日本も抑止力として核を持たねばならないのかも知れないと言うような気がした瞬間があったけれど、
「もし日本が自前の核開発などしたら、国際社会から北朝鮮並みに、特殊な国扱いされて経済制裁もされかねないでしょう。」という意見を聞いたり、
「日本が核を持つと言っても、アメリカと共同で持つと言うことだから」と、元自衛隊員だったと言う人の意見を聞いた時、気が付いた。

元自衛官は「語るに落ちた」と言ったところであろう。
やっぱり以前私が疑っていた通り、アメリカ軍の管理下で、日本の所有と言う形式にして、代金だけは確り払わせようと言うのが、アメリカの狙いなのだろう。

日本人に北朝鮮に対する危機感を煽っておいて、
日本も核抑止力を持つべきだと言う議論を起させて、最終的には日本の意志通りに使う事は出来ないが、購入費及び管理費だけは、所有者として払わねばならないかたちにして、
廃棄処分にしたい旧型の核兵器を、押し付けようと言うのだろう。
F何とかという戦闘機にしても、日本が欲しいと言う戦闘機は、機密を漏らすことになるからと売り渋り、旧型の実際には余り頼りにならない代物だけを、高値で押し付けてきた此れまでの商売を、
核兵器部門にも、拡大させたいから、やたらと北朝鮮脅威論を姦しく騒ぎたてさせているのだろうと思った。（姦しいという字は女と言う字が三つだけれど、会場で姦しかったのはどちらかと言うと、男性の方だったような気がするけれど・・・・・）

もし日本が核を持つメリットがあるとすれば、
アメリカの属国状態から脱却する為に、日本独自の核を持つと言うのなら、意味があるかもしれないけれど、
アメリカとの共同管理では、今までの従米路線はそのままと言う事になる訳だから、
只税金が余分に掛るだけではないかと思った。

北朝鮮が核を持ったからと言って、タイもインドネシアもベトナムもフィリッピンも何処も日本ほど脅威を感じているようには聞かないのに、どうして日本だけそんなに騒がねばならないのだろうか？
北朝鮮はなけなしのお金で創った核兵器を、おいそれと使うとは思えない。
本当に絶望的になって、自暴自棄にならない限り、日本に向けてもその他の国に向けても打ち込むことは無いのではないかと、私には思える。

日本は核兵器をアメリカから買うよりは余程少ない予算で、北朝鮮を喜ばせる事が出来ると思う。
勿論アメリカと同じで、一度うまい汁を吸わせたら、もっともっとと何処何処までも吸い付いてくるかもしれないけれど、其処のところが外交力の見せ所で、
アメリカに取ったような、言いなり放題は謹んで、
外務省にはうまく立ち回ってもらいたいところであるが・・・・・

お玉さんのお陰で、面白い番組を見せて頂く事ができた。
お玉さんお疲れ様でした。