楽しきかな第二の人生

黒衣おじさん&看板おばさんと愛犬福太郎の物語。

明治初期の水準点

2009年08月27日 | 日記
先日、仕事で霞が関に行った帰り桜田門に寄ってきた。以前から行きたいと思って
いたのがやっと実現しました。

写真をご覧になってください。石垣に見慣れない記号が刻印されています。
これを見たかったのですが、なんだと思いますか?

これは、明治初期の今でいう水準点です。

明治9年から、内務省地理寮(国土交通省国土地理院の前身)は東京で水準測量を
実施しましたが、その時、刻印した水準点です。

当時、イギリスから技術者を招へいして測量したので、水準点もイギリス方式で、
灯篭、鳥居、記念碑、建物の土台石など堅牢物に刻印されました。







内堀通り側から見た桜田門、右側の赤丸の所に記号が刻印されています。



下の地図は、内務省地理局が明治18年に作成した東京実測図の一部で桜田門付近
です。

赤丸のところに当時の水準点記号「不」(正確には、いちばん上の拡大写真の記号
です)が表示されています。





拡大したもので、標高24.5mと表記されています。





四谷門の記号の方が鮮明なので載せてみました。ここは、たぶん現存していないと
思います。



機会がありましたら一度桜田門を訪れてみてください。東京駅近くにある一石橋の
記念碑にも刻印された記号が残っています。




今日の福太郎は鬼ごっこです。鬼さんこっちだよ~。

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