森って?林って?林業って?!

小さなことから知ってほしい。
こちらは公益社団法人静岡県林業会議所のブログです。

ノダさんと高知県森連さんの講演会-4-

2013-04-02 17:00:37 | イベント
1日はさんで、講演会の4です。

◆木材の需要

昭和48年と平成22年を比べた予測でした。
1.住宅着工数はずいぶん少なくなっている(55%ほど減っているのかな?)
2.木造住宅着工数もずいぶん少なくなっている(60%ほど減っているのかな?)
3.製材用の需要は3分の1に減少している
というお話しでした。

木造率のお話しもされていたのですが
…比率が増加している…ということしか(グラフから見た事実しか)よくわかりませんでした。スミマセン

今後の木材需要の予測としては
1.住宅着工数は変わらない(80-90万戸)
2.木造住宅着工数も変わらない(50万戸)
3.木造住宅での需要量は、管柱6千万本200万m3、合板240万m3と予測
MDFもあるだろうと予測しているとのこと。

突然増加する…という訳ではありませんが、減少する、ということもないようですね。
その点は安心しました。


◆グレードの確立

外国(外材)では、グレードの確立がきちんとされていて
木材の品質だけではなくて、何に使用できるのかということも決まっているとおっしゃっていました。
この確立がきちんとしているために、山から海へと直接運搬でき、そのまま輸出することが可能なのだとか。
=運搬費のコスト削減!

日本は、この点を何とかしないとね~って。


◆コスト削減

合板工場に於けるコストの位置付けとして、
1.変動比率60%(原木量、価格安定)
2.固定比率30%(安定的供給、機械化・合理化、生産量の安定)
3.その他10%(安定的供給、機械化・合理化、生産量の安定)
の3つを挙げていました。

1については、供給量の安定による変動比率の把握が可能(らしい)
2については、行程費の圧縮への調整が可能(らしい)

コストが掛かるのはやはり人件費。
ということで
「いかに生き残るのか?を考えるのは社員だ」
とおっしゃっていました。
「フレックスタイムを導入し、コストマインドをコントロールしている」
と。

上司だけではなく、一人一人が会社のことを、コスト削減のことを考えるべき!
というスタンスなのですね。
プレッシャーは多いですが…自分だけではないので、頑張ろう!と一致団結はできますね。


という話の途中でで…
やっぱり腹痛継続中なので、ラストにならず…その5に続けます。オナカイタイノ、アッチイケー


それでは、今日はこれで(事務局でした)。