マズローの欲求段階説
人間の欲求は低次元のレベルから始まって、段階を経てより高次元のものへと昇華されていく、というも のです
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下位の欲求が満たされてはじめて、上位の欲求を感じるようになります
医学教育での解釈で言えば
研修医の
- Physiological 生存欲求(充分な睡眠や食事の確保)
- Safety 安全の欲求(病院や上司に守られていると感じる)
- Love/belonging 所属の欲求(居場所、役割があると感じたい)
- Esteem 評価・承認の欲求(上司からほめられたい)
Self-actualization自己実現の欲求(医師として自己研鑽を積みたい)
ここまではよく聞く話
マズローは晩年になってから6段階目を付け加えようとしていたらしいです
それは
「コミュニティの発展」Need for community development
いわゆる「世のため人のため」
臆面も無く自己開示をすると、最近この欲求が強いです
そういう年頃になったという解釈もあります(The Developmental Stages)が・・・
「やっぱり、上位の欲求をもてるということは、本当に周りに恵まれているんだよな~、感謝感謝!
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市橋君と以前そのようなやりとりしたことがあります
医者は社会資源であり、すべからくそのような性質をもっていますが
「家庭医療」はとくに「communityのために」を大事な柱にうたっているということで、私にとってビンゴなわけです
でも、これだけ日本の医療が疲弊しているときに、
- 渡米準備のために、診療を数こなしていない(社会貢献が少ない)こと
- 留学で日本を離れること
には自己矛盾を感じています
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できていないから、強く感じているだけかもしれません
できていない空白を将来大きく埋めるのは、やっぱり教育だよな~
幸せの種をまけるような
花咲か爺さんになって、帰国したいと思っています
けどね、こう思うんですよ。
私よりはるかに優れた臨床家は山ほどいるし、はるかに優秀な研究者も山ほどいるし、はるかに熱心な教育者もたくさんいる。
っていうことで、そうした人たちを何かの形で裏方で支えられるなら、それを自分の役割としようと、そう考えるようにしています。
インターネットのおかげで、地球上でネットにつながれば何らかの形で日本に恩返しはできるかなと。長い目で見て、いつの日か恩返しができるかなって、そう自分に言い聞かせながら毎日過ごしています。
"There is only one corner of the universe you can be certain of improving, and that's your own self."- Aldous Huxley