先週末の第16回日本総合診療医学会学術集会でも予防医療のワークショップをやりました
根拠に基づいた予防医療:患者中心の予防医療の実践のために
学会などでの開催は、これで10回目です
日曜日の夕方、しかも人気の「身体診察WS」の裏でやりましたので、参加者は見学も含めて10名ちょっと
テレビでいえば深夜枠、しかも人気番組の裏番組という感じです
でもいいんです、地道にやりますから
だいたい確立してきた進行のパターンは
- ケースによるロールプレイ
- 小グループディスカッション
- 全体でのディスカッション
- 私たちが作った小冊子をみながらの各論
- 総論のプレゼンテーション(まとめとして)
「ディスカッションの時間が足りない」というのは、よく出るフィードバックです
今回は総論のディスカッションを、もっと充実させようという自分たちなりのテーマで企画しました
まず思い切ってロールプレイをやめました
ディベートをやりたいという意見もありましたが、最終的に採用した進行は
- 参加者を二つのグループに分けて、別々のテーマで話し合う
- 一つのグループはけんしんのメリット
- もうひとつのグループはけんしんのデメリット
- それぞれを抽出して発表したあと、どのように改善していったら良いかを全体でディスカッション
- 総論まとめのプレゼンテーション
- 小冊子を使って各論についてディスカッション
参加者の満足度はおおむね高いものとなりました
総論のディスカッションが良かったようです
案の定、「ロールプレイもやりたかった」という意見も出ましたが・・・
ところで私たちが自主制作している小冊子の
PATIENT-CENTRED PREVENTIVE MEDICINE
AN EVIDENCE-BASED METHOD (THIRD EDITION)
患者中心の予防医療-根拠に基づいた実践- 第三版
ようやく家庭医療学会の理事会で承認を受け、学会の名前を付けて出版するはこびとなりました。
正式に出版するとなると、アップデートの問題や、表記の仕方など、課題は山積みです
「私が渡米するまで何とか、目処をたてよう」と話し合ったところです
世のため、人のため、役に立つものをつくりたいですね