今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

家庭医という人たち

2008-01-28 00:06:36 | 家庭医療
まだ研修が始まったわけでもありません

現段階でアメリカの家庭医の人たちと接して感じていること

「本当に、いい人が多い」

これまで日本で普通に市中病院で研修をして、内科を経験したあとに

総合診療部でgeneralをやっている多くの人たちとの出会いがありました

人間として尊敬できる人たち、面白い人たちが本当に多い世界だなと思っていましたが

アメリカの家庭医のfacultyと接すると、さらにパワーアップした感覚があります

家庭医という仕事自体が、

「おせっかい」、「お人好し」な人向けであり

ちょっと「割にあわないことを引き受ける」ことが多々あります

さらにアメリカの家庭医は収入で言えば、医者の中で最下層です

それが意味することを感じるのです

つまり「金じゃないんだよ。人間が本当に好きなんだよ」

「きれいごとじゃないの?」と思われるかもしれませんが

そう感じるんです

そのあたり、渡米後じっくり確かめたいと思っています

ちなみに「faculty」と書いたのは、アメリカに入り込んでよい生活をしたいというIMGのレジデントの中には、ちょっとその感覚とは違う人がいるかも?とも感じているからです

そういう彼らも、良きロールモデルに揉まれれば、それなりに成長して「いい人」をプロとして少なくとも実践するのでしょう

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