ぐるぐる自転車どこまでも

茨城県を自転車で散歩しながら,水戸藩の歴史について考え,たまにロングライドの大会に出場,旅する中年男の覚書

水郡線サイクルトレイン~7月28日

2013-08-07 06:39:45 | 自転車
備忘録として

水郡線のサイクルトレインツアーが初めて実施された。
水戸駅発着で、サイクリングとしては磐城石川から大子まで走るコースだ。

この沿線に住む者としては、水郡線はかなりマイナーな路線でこれといった派手な観光地がないことからツアー応募する人がいるのかなと心配していた。
しかし、一ヶ月前には定員いっぱいになった。
なぜこんなに早く埋まったのか理由ははっきりしないけれども、一つは茨城サイクリング協会が後援したからではないだろうか。
参加者に聞いてみたら、霞ヶ浦一周のイベントでチラシをもらったので参加したという人がいた。別の人は水戸の自転車屋さんに勧められたと言っていた。
参加者の印象としては、茨城県内の人が多く、稀に東京の人がいるという印象だ。

レベルとしては、ギンギンに走る人は少ない。どちらかというとお楽しみ系の人、ビギナーの感じだ。
だから、走りものんびりしている。
距離も50キロ程度で楽チンだ。
加えて、制限時間はかなりゆるく設定されている。
ちょっと物足りない距離なのだが、お気楽なサイクリングであり、時期的に猛暑日となる可能性があるので熱中症などに配慮しているのだろう。
コースは、下り基調でほとんど上り坂はなく、交通量が少ない道路、一部久慈川サイクリングロードを走る。左右に久慈川の田園風景が広がり、その向こうに阿武隈山地の山がある。里山的な風景の中を久慈川とからみながら下る感じだ。青青とした稲穂が風に揺れる姿は日本の原風景を感じさせる。
このコースは、そういう地域の空気を感じられるかがポイントとなる。
決してわき目もふらずにガンガンに走るなどはふさわしくないと思うのです。

自転車を見ると、ママチャリさんが3人くらいいた。
いくら何でもママチャリではキツイのではないかと思ったが、ゆるりと完走されたようだ。
このツアーのために専用列車を走らせている。車両の右側半分に、釣りがわからロープで自転車のハンドルを吊り上げ、前輪を窓側に立てかけるやり方だ。

昼飯はルネサンス棚倉のレストランでバイキング式であり豪華、これはロングライドのイベントのエイドステーションとは異なっている。

最後は、大子温泉で汗をサッパリと流せる。入浴のためのタオルもついている。
ゆっくりと風呂に入り、休憩スペースで汗が引くのを待つ。中には、さっそくビールで乾杯している人たちもいた。これは、さぞかし美味しいでしょう。

大子駅の出発まで2時間あるので、大子を散策することにした。
芭蕉の句碑やら、街角美術館や漆のお店を覗いて、お茶を飲んで地元の人と話しをした。
最後は、サイクリングというより小さな旅モードで旅情タップリであった。

その後、大子駅に戻り、水戸へ戻った。
帰りに、塙町から参加者へのプレゼントや記念品などを受け取った。

水戸駅到着前に、主催者から感謝の言葉があったが、車内から拍手が沸き起こった。これは珍しい。
ほとんどの人はサイクリングトレインツアー楽しんだようだ。また、やって欲しいとの声が多かった。
私の感想としても、楽しめると思った。家族で、参加するのに良いと思う。今度は子どもを連れて参加しようと思うのだ。

こんな感じで吊るしていました。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿