ぐるぐる自転車どこまでも

茨城県を自転車で散歩しながら,水戸藩の歴史について考え,たまにロングライドの大会に出場,旅する中年男の覚書

佐渡ロングライド2015・前日その2

2015-06-05 09:15:44 | 自転車
両津港に着くと、懐かしい先輩が待っていてくれた。
同行した2人は初めて会うので、簡単な自己紹介をしてもらい、さっそく先輩の軽自動車に乗り込む。
港を出ると、そこいらじゅうに、ロードバイクにバックパックを背負った人たちが走っていた。
清く正しい自転車乗りは、湊から宿まで自走するものなのだ。
それに比べて我々は完全に観光のノリである。
ちょっとした後ろめたさを感じながら、先輩の家に向かう。
先輩の家は、佐和田にある。
明日のスタート地点から自転車で10分くらいのところだ。
ここ何年かは某ホテルに宿泊していたのだが、今年は先輩の家に泊まることにした。
というのは、その某ホテルの部屋と料理に不満があったからである。
まずいわけではない。
そのホテルでは夕食にズワイガニを出してくれた。
5月のズワイガニは旬ではない。冷凍物である。
大会の前日は、大入り満室なので、大広間で一斉に食事をするのだが、ビールを頼んでもなかなか持ってきてもらえない。
仲居さんたちはてんてこ舞いをしている。
それはわかるのだが、やはり、早くしてよ~という気持ちになる。
これではなあ~と思うのだ。
せっかく日本海に浮かぶ佐渡島までやってきたのだから、旬から外れたズワイガニではなく、地物の美味しく新鮮な魚が食べたいのだ。
酒を頼んだら、3分以内に持ってきて欲しい。
50歳を過ぎると人間は忍耐力がなくなるのだ。
それで、考えた。
先輩に、そのホテルの話をしたら、オレの家に泊まればいいと言ってくれた。
宿泊費が一泊で約1万3000円で2泊だから2万6000円くらいがうく。
その分を地元の美味しい料理で飲み食い代に使えばいいのだ。
温泉だって佐渡の日帰り温泉がある。
仲間に話をしたら、これでいこうということになった。
先輩の部屋は大きいわけではない。
大人が4人雑魚寝をすることになる。
まるで大学生に戻った気分だが、たまにはそれもいいだろう。

まずは、両津港から先輩の家に向かう。
すでに自転車はヤマト便で先輩宅に送ってある。
それをチェックしてから、受付会場に向かうのだ。

私の自転車はシーコンのバックで送ったので、前輪と後輪をいれればそれでオッケーなのだ。
同行したお二人の自転車は、箱入りであった。
自転車屋さんから、輸送用の要らない箱をもらって、そこに自転車を入れたという。
見ると、車輪だけではなく、ペダル、ハンドルなどが外されている。
これを組み立てなければならない。
これに手間取った。
分解するときの手順を覚えていれば、その逆の手順になるはずなので簡単にできるはずなのだが、そうはいかない。
輸送するためにバラしたのが1週間前で、しかもバラすときは自転車屋さんに手伝ってもらったらしい。
なので、どうなっていたのかがわからない。
あーでもない。こーでもないと議論をしながら組み立てる。
しかし、
どうしてもうまくいかないところがある。
こんなときにスマホは便利である。
単に電話をかけただけでは、相手にどこで困っているのかがわからない。
しかし、スマホなら、写真を撮って送ることができる。
とくにiPhoneどおしならFacetimeというテレビ電話?のようなものがある。
これで現在作業している状況を中継すればいいのだ。
便利な世の中になったものだと変なところで感心する。

悪戦苦闘したため、受付締切10分前になってしまった。
先輩に車で受付会場に連れて行ってもらう。
着いたら、ギリギリの時間だった。
しかし、〆切時刻カッキリに締め切ってしまうという感じでもないらしい。
なんとなくだらだらな感じがいい。
受付会場には自転車グッズを販売しているところがあったので、自転車用の後部ライトを購入した。
ちょうど電池切れというタイミングもあり、せっかくだから大きなライトをつけたいと思っていたところ、500円という格安のライトがあった。
商品はしっかりしている。
なぜこんなに安いかというとパッケージが汚れたかららしい。
これはお安い買い物であった。
我々が、受付したときは前夜祭?が始まっていた。
豪華景品などがあたる抽選会があるのだが、これまで一度も参加したことはない。
かならずあたるなら出てもいいのだが、あたることはほとんどない。
なので、時間を無駄にするよりは、温泉を楽しみ、旨い料理を食べ、酒に酔いしれた方がいい。

ということで受付会場を後にした。