映画と音楽そして旅

主に懐かしい映画や音楽について…
時には新しい映画も…

(CD落書帖)続「ワインカラーのときめき」(小学生旅日記③)

2005-11-06 01:06:12 | 旅 おでかけ
 字数オーバーのためはみ出たので、下のページから読んでください。
 某教団の事件で世間に衝撃を与えた上九一色村や、草を食む乳牛の群れが牧歌的な風景を奏でる朝霧高原を経て、バスは最後の予定地「白糸の滝」に着きました。
 みんなも昨日来の疲れがたまってきたようで、水しぶきが舞う滝壷付近まで降りる人はなく、遠くから眺めるだけにして売店で、最後のお土産の品定めに励みました。
 夕暮れも近くなり富士山にも雲がかかり始める頃、三島駅で新幹線に乗るという東京方面から、駆けつけたクラスメイトと再会を約して別れました。
 ワイン ぶどう 水晶玉 宝飾品などのお土産と、愉しかった旅の思い出をいっぱい乗せて、傾き始めた夕陽を追うように久しぶりの「修学旅行」に参加した「小学生」一同のバスは、東名高速道路をひたすら西へと向かうのでした。
   <町の灯が やがてまたたきだす
    二人して 流星になったみたい>
   <夜空に続く 夜空に続く> 
              (「中央フリーウェイ」より)
  オマセの小学生日記はこれでやっと終わりました。
  お付き合い有難うございました。
   

(CD落書帖)「ワインカラーのときめき」(小学生旅日記②)

2005-11-06 00:32:43 | 旅 おでかけ
  (CDアルバム「私の青春譜」より  歌 新井 満
     作詞 阿久 悠   作曲 森田公一   編曲 船山基紀
  <自由という名のお酒は美味しい 
   もっと沢山飲んでみたいと
   あなたはくるりと踵を返して  
   にぎわう街を駆けて行く>  
           (上記アルバム歌詞集より)
 こんな歌を聴くとまた何かが起こりそうな…ドキドキするような予感が…そんな気分になりそうなのですが…忘れてはいけません…ここは夜の街ではありません「修学旅行」二日目…ホテルの朝ですよ…
 「明日の日本列島は移動性高気圧に覆われ,天候は晴れ,降水確率0%…」という昨夜の予報どおり、窓の外には富士山の頂上がわずかに顔を覘かせ、新雪が陽光に映えていました。
昨日は「数学」「地理」「歴史」などの「授業」があり少し肩がこったので、今日はぐっとリラックスしてかねてからのお楽しみワイン工場を訪れました。
 ワインの種類や製造工程などの説明があり、いよいよ待望の試飲になりました。
琥珀色の普通のワインや梅とか緑茶でなど、いろいろの材料を配合したワインが十数種、いくらでも好きなだけ飲めるようにして置いてありました。
私はあまり飲めないのでよくは判りませんが、口に含むと豊かな香りがパッと広がって、材料によって微妙な違いも感じられたました。
 色とりどりのワインは鮮やかな色彩と、かぐわしい芳香で、花弁に群がる蜜蜂のように、私たちを魅惑するのです。
 でも今日は今始まったばかりだ、まだまる1日あるのですよ。早朝から財布の紐を緩めちゃいけません…と思いながらも試飲し過ぎて、気が大きくなったのか、つい甘い誘惑に負けてしまう気の弱い私たち…でした。
 男性ばかりが楽しんでいてはいけません。次は女性方のお楽しみ宝飾品加工場へ行きました。原石と出来上がり品を比べながら説明があり、数億年という気が遠くなるほど長い年月が作り出した偉大な芸術に驚嘆しました。
 昔は昇仙峡あたりで水晶がとれたそうですか、今では輸入した原石を加工しているそうです。あまり興味のない男性軍に比べて、まるでティフアニーへでも行ったような気分で、悠々嬉々としてあれこれ品定めをするのは女性方でした。
 「ワインと宝飾品」これほど双方の価値観の違いを、見せ付けられたものはありませんでした。
 富士五湖周遊のため国道を南下して、視界が開けると新雪を戴いた富士山が大きく目に飛び込んできました。雲一つなく頂上から裾野まで、今まで見た中では最高の贅沢な眺めでした。河口湖の周辺を散歩する人も、上天気なので半そでの人も見受けられました。
 富士パノラマラインから「紅葉台」に向かいました。駐車場から坂道を喘ぎながら歩いて登り、標高1200mほどの頂上に立つと富士山は勿論、遠く信州連山や南アルプスが望め、足元には河口湖や西湖が見えました。
 それに迷い込めば二度と生きては帰れない…という魔境として有名な青木ケ原樹海も眼下に広がっていました。流石に立ち寄ってみては…という希望者はありませんでした。( 続く)