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木材生産に向けた伐倒研修

2017年04月07日 | お知らせ

 平成28年12月26日(月)に、隠岐島前森林組合が、海士町地内で作業員等(13名)を対象とした「木材生産に向けた伐倒研修」を開催しました。

 隠岐管内では、新たな農林水産業・農山漁村活性化計画 第3期戦略プランにおいて、平成31年度原木生産量22,220m3を目指し、原木生産の体制強化に取り組んでいます。島前地域においても、隠岐島前森林復興公社の森林が利用間伐期を迎えることから、今回の研修を行いました。  

  当日の講師にS-GIT 稲田治夫氏をお招きし、安全な伐倒技術等について説明を受けた後、目立てから実際に伐倒・集材を行いました。

 

 チェーンソーの目立て講習を行っています。正確な目立てができないと、切れ味が悪くなり、余分な力が必要になるなど、「効率性」「安全性」の低下につながります。

 

 丸太を活用した伐倒技術研修です。受け口(水平切り、斜め切り、会合線)・追い口(水平切り、正確なツル)などを確認しながらトレーニングをしました。

 ロープワークの様子です。

                            

 実際に、間伐材をロープを使って集材・搬出しました。安全に配慮しながら、慎重に作業を行っています。

 県内の木材生産を増加させていくためには、高性能林業機械や効率のよい作業システム等の導入だけではなく、作業員個々のスキルアップも不可欠です。今回の研修により、「安全性」と「効率性」を両立した伐倒技術を高めていくことを期待しています。

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