◇南地区 K氏からの情報◇
情報・・・1000Vメガー値がゼロΩでPAS(注)の投入
(PAS:SOG機能付高圧交流気中負荷開閉器)
天候)前日から小雨が降り続く ・・・気温4℃湿度90%
工事内容)キュービクル内のAS(高圧交流気中負荷開閉器)の取り換え工事
<復電までの動き>
1.受電前に復電準備も済ませて最後に一括での高圧絶縁抵抗測定を実施する。
2.全一括の高圧部分の絶縁抵抗値 ・・・ 0Ω/1kV ()
3. 同 250Vレンジでの測定 ・・・DS1次側・0.8MΩ
DS2次川・1.3MΩ (DS:断路器)
● 非常に絶縁抵抗が低い状態であった。
4.電圧計を確認し、不測の事態に備えてPAS投入
5.電圧計⇒OK 電流計⇒OK GR電源⇒OK (GR:地絡継電器)
※復電は問題なく完了しました。 ()
<今回の教訓>
●このような環境では、高圧絶縁値は悪いと分っているので、工事の前後の比較用として
停電直後に絶縁抵抗の測定が必要でした。
●使用した絶縁抵抗測定器のメーター表示部のスケール的に0Ω付近の表示が小さく
本当に0Ωなのか不明。
1MΩ付近の表示の大きな測定器の活用すべきであった。
◆貴重な体験談ありがとうございました。
雨の日で高圧電路の絶縁抵抗がとても低い場合の復電は、とても緊張します。
絶縁抵抗は空気中の湿度によってかなり左右されます。
このような設備も晴れた日に測定すると、「2000MΩ」になったりします。
・・・・ 管理人
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