単相の100V(200V)回路を電灯回路といいます。
昔、電灯(ライト)用の電源として使用を始めましたので、
この呼び名で呼ばれております。
通常、電灯トランスは、両端で200V発生するコイルの中を使って、
100Vと200Vを使い分けています。
中性線を接地(アース)しています。
接地線を結線することで、対地間の最大電圧を150V以下にしています。
もし、漏電や感電が発生した場合に、
接地線に漏電電流が流れますので、漏電ブレーカーが動作します。
★接地線が無いと、漏電ブレーカーが動作しません。
?海外では、この接地船線が無いところがあります。(非接地方式)
感電事故に対して、日本の場合には慎重になっております。
最近の中容量エアコンで単相200V機種の場合には、
電灯分電盤の配線をR相⇔S相間の結線に変更することで、
200Vを取り出し、エアコンに使用します。
理由は、
同じ使用電力なら、100Vに比べて電流が半分になるからです。
ただ、世界的には、100Vを使っている国は少なく、
ほとんどが200V前後の電圧です。
しかし、
日本の場合には、安全を重視して小さな電気機器はほとんどが100V仕様です。
もっとも、100Vの始まりがエジソンの電球から来ているというのも
歴史を感じます。
(当時の白熱電球の都合で、電圧が100Vの分を作っていたため。)
・・・・ 電管太郎
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます