マニュアルや手順書をただ用意するだけでなく、従業員を即戦力化するための工夫がなされているでしょうか。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経産業新聞に次のような記事がありました。
「JUKI電子工業のテレビ手順書 画面が先生、新人も即戦力」
・一見作業現場にふさわしくないモノがおいてある。37インチの液晶テレビ「アクオス」だ。
・リモコンを操作するとチップマウンターの一部を拡大した写真が画面に数枚映し出される。ところどころ写真を赤い丸で囲んでいたり「ねじを穴に通す」といった文章が添えてあったりする。
・見た目は単なる液晶テレビだが画面の中身はチップマウンターを組み立てるための作業手順書だ。
(引用:2011/01/04 日経産業新聞より)
とのことです。
チップマウンターの需要動向が大きく変わるため、期間従業員との契約を3ヶ月ごとに結ぶのだそうです。従業員にとっては短期契約はつらいところでしょうが、会社としてもしかたがないのでしょう。
とはいえ、繁忙期だけに契約をしてもすぐに仕事を覚えてもらわなければならないための方策として、このテレビ手順書が役立っているようです。
大きなテレビ画面に映し出されるわかりやすい写真を中心としたビジュアルな手順書はわかりやすそうですね。
どんな業界でも、仕事のマニュアルや手順書はあったほうが良いのでしょうが、分厚くて文字の多いものは読むのもいやになってしまいます。
できるだけ写真や絵を多く使ったものも最近は多いと思いますが、現場で必要なときにすぐに確認できるような仕組みにしてあると、便利ですね。
特にビジュアル重視のものならば、ペーパーよりも、こうしたデジタル機器を使用する方が向いているのでしょう。
すべてにデジタル機器が万能ではありませんが、自社のマニュアルや手順書を一度見直してみるのも良いかもしれませんね。
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経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
藤田雅三