中小企業診断士 藤田雅三 ブログ

~コンサルティングblog~ざっくばらんにいろいろ書きます。

客単価のアップ

2013年09月14日 07時15分55秒 | マーケティング・販促

 

おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。

先日の日経MJに次のような記事がありました。

「注文のきっかけを作る」
・和食店から居酒屋にリニューアルした11年前は3500円だった客単価を今では4100円に迄高めたのが千葉県茂原市の「OSAKANA DININGもんしち」だ。
・デザートは通常のメニューブックに組み込まず別に用意している。きっかけは男女のグループ客ではデザートを注文する男性が珍しくないのに、男性だけのグループ客ではほとんど注文がないと気づいたことだった。
========
・神戸市の商店街にある「らーめん豚の助」。オーナーの悩みはラーメン単品で満足してしまうお客が多いことだった。
・そこでセットメニューがお客の目にとまるようにして客単価を高めようと考えた。
(引用:2013/08/23 日経MJより)

とのことです。

もんしちでは、実はデザートを頼みたいけど男性だけだときっかけがないために頼みづらいのではないか?と仮説を立て、料理の追加注文が泊まって30分から1時間たったテーブルや締めの料理を運ぶテーブルにスタッフが必ずデザートメニューを見せて薦めるようにしたら男性だけのグループでも20~30代を中心におよそ半分の客がデザートを注文するようになったとのこと。

また、らーめん豚の助では、メニューブックを改定してセットメニューに視線を誘導するように大きな矢印を走らせたり、トッピングをメニューブックの中央に、その隣に単品のご飯ものを配置。セットと単品との価格差が一目瞭然でセットのお得感を強調するようにしたそうです。
このメニューブックを導入してからセットメニューを注文するお客が従来の約2倍にふえたとか。

メニューブックは売りたいメニュー、店の意志が反映されていないといけません。
単にすべてのメニューを順番に載せていればお客様がじっくり見て選んでくれるわけではないので、意志をもって売り込みたいメニューを見やすい位置に、視線を誘導するように配置する必要があります。

そして、提案営業。
タイミングを見て店員さんからメニューを提案するということができるお店はなかなか少ないものです。

先日もある飲みの席の中の会話で、きちんと提案やおすすめのできる店員さんのいる居酒屋の話をしていたところですが、空いたジョッキをみてお飲み物はいかがですか?とひと言声がかけられるかどうか、といったレベルからでも良いのではじめて見て欲しいものです。 

★ブログランキングに参加中です。1日1クリックしていただけるとうれしいです!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へにほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
blogramランキング


流通小売業、飲食業、サービス業の戦略、マーケティング、業務改善
製造業(消費財・生産財)のBtoBマーケティング、営業戦略
人事コンサルティング(人事評価制度・賃金設計・各種研修)
創業 / ベンチャー支援 経営革新 事業再生・企業再生 事業承継 / 後継者支援 初回無料ご相談はお気軽にこちらまで。E-mail
インサイトアップ株式会社 公式サイト
経営コンサルタント
経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
JHTC認定 HACCPコーディネーター
藤田雅三

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 研修でした | トップ | 映画2本 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

マーケティング・販促」カテゴリの最新記事

Twitter

カレンダー

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

バックナンバー

  • RSS2.0

なかのひと

無料アクセス解析