イマカガミ

こころにうつりゆくよしなしごとを・・・

口座を持っている

2006-11-25 22:25:55 | 外国為替
証券会社のイベントへ。

よくある説明を聞き、その後榊原氏。
胡散臭い人だな、となんとなく思っていたのだけれど、
印象が変わった。
自分が胡散臭いということを分かっている人なのだな。
彼が話しているのは、「来年の円・ドル相場に関する予想の今週版」なのだ。
つまり、彼の予想は来週版も再来週版もあり、
それは来年が過去になるまでアップデートされ続けていく。
だから彼の今週版の予想を拾い上げて当否を議論しても仕方ないのだ。
では、いつの予想を取り上げてあたりはずれを議論すればいいのだろうか。
それは定義的に不可能である。
なぜなら常に現状に合わせて予想を更新していくから。
なんというビジネスだろうか。

次に登壇した梅本氏の講演資料はひたすらグラフでした。
テクニカル分析というわけではなく、
面白い視点で定量的な議論をしていました。
円のキャリートレードを円売り高金利通貨買いポジションと定義すれば
輸出企業もキャリートレードをしているとみなせる。
つまり、景気が悪化して輸入が減少すれば
輸出企業のポジションが際立ってきて、
キャリートレードのポジションの解消が始まるとのこと。
これは面白い視点だ。

もっと意識的に、流れをつかまないといかんな。