イマカガミ

こころにうつりゆくよしなしごとを・・・

2006-11-08 00:06:33 | 日記
週刊誌を購読していると、
某有名経済学者が、企業の設備投資の減価償却率を100%まで認めるという
会計制度の変更についてコメントしていました。

なんでも、「税引き後の限界収益率」と、資本コストの関係を考えると、
減税分が投資に向くとはいえない、という主張。
私には衒学的とも思える専門用語で説明し、簡単な例がその後に続いていました。
そしてそれが「正統的な経済学」の結論なのだと。

話はずれるけれど、経済学では頻繁に限界という言葉が出てくる。
意味がよく分かりませんな。
何かの不等式の下限あるいは上限を満たしている、という意味だろうか。

ま、その先生の話がよく分からないので数式で書いてみると、
仮定即結論という話でした。
しかも、その記事の結論は導かれないような。
税率は式の両辺で相殺してしまうので、税率は関係ないし。
記事中では、企業は積極的に投資しない、という結論だったように思えるけれど、
単に仮定の下では投資にまわす剰余利益が出ない、というだけなのだ。
ま、私の論理が間違っているのかもしれないけどね。

というわけで、経済学も、経済学者を名乗る人も、
私にはよく分からんのであります。