スーパーの店舗(まるしょく)も、周囲の景観に合わせて、あまり派手な色使いはしていない。
もはや、自分だけ目立てばイイという建築スタイルの時代ではない。
目下の建築基準法では、そうした目立たないようにするという法規制は殆ど無いに等しく、日本の諸都市がナンダカ美しくないのは、そうした事柄とも関係する。
美意識を法制化するのはムツカシイが、例えばヨーロッパ辺りの美しい町並みを見ていると、条例での細かな取り決めや、地域を美的良心でコントロールする知恵に学ぶべき点は多い。
その意味では、こうした臼杵の取り組みの一端は、とても参考になる。
“目立たない”という良心に基づくまちづくりは、これからのテーマとして重要なキーワードに違いない。