飼うのは、海の魚の方が断然ムツカシイと、生徒が言っていた。それでも、毎日の餌やりから水槽管理など、楽しいと話してくれた。
高校の他にも、街中には民間の私設水族館が数多くあり、協力して水族館のまちづくりが行われている。
こうしたきっかけは、戦前期に名町長西村兵太郎が造った県下初の長浜水族館のイメージが地元の人たちに、今も根強く残っているからだろう。
かくいう岡目八目も、小学校低学年の頃に祖母にその水族館に連れて行ってもらったことがあり、入り口の竜宮城のような建物をぼんやりと覚えている。ある時代、長浜と言えば“水族館”だった。
JR長浜駅のそばに観光案内所があるが、それはその建物を意識したものだろう。(ちょっとあまりにも作りがいただけないが。)