この写真の通り、予め許可を取ってあるので、早速に浴室の飾りタイルを取材中。
あ、カメラを構えている御仁は、別府のカメラマン藤田洋三氏。
実は「月刊タイル」という業界誌があり、その連載原稿のための取材行である。話はそれるが、業界誌というのは色々あって、これはこれでモチロンそれなりにマニアックなのだが、はまると面白い場合がある。
氏は、「左官教室」というその名もズバリの左官業界誌にも執筆中。鏝絵や稲藁に光を当て、社会認知させてきた氏の功績は、知る人ゾ知る、タダモノではない。
もっとも、この浴室、以前は確かに五右衛門風呂だったハズで、途中でバスに改造されているから、かつてのタイルとの取り合わせとしては、凄みのあるモダニズムの臨場感だったに違いない。