岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

笠置峠古墳 -10

2008-09-24 11:50:07 | まちづくり


宇和盆地には、笠置峠古墳の他にも、各所に山田の小森古墳のような前方後円墳や、円墳の群集墳などが約60基確認されていて、そうした古墳文化と里山保全をイメージした「古代ロマンの里構想」が計画されている。
この笠置峠古墳の公園整備もその一環なのだが、住民参加による石張りや法面(のりめん)保護の作業工程が今後も続く予定。

笠置峠古墳 -9

2008-09-24 11:42:58 | まちづくり


宇和盆地(石城平野・いわきへいや)方向を望む。

左上方面が卯之町。

笠置峠古墳 -8

2008-09-24 11:40:22 | まちづくり


この日は佐田岬半島くらいまでしかかすんで見えなかったが、よく晴れた日には、この頂きから遠く九州の国東半島が見える。

そうした光景を古代人たちがどういう気分で眺めたのか、想像してみるのも悪くない。ルーツとしての九州を意識し、かつまた南予で最も平坦地の広がる宇和盆地を足下に、その力を誇示するためであったか。
この地に立つと、古代における首長の気分が味わえるというものだ。

笠置峠古墳 -7

2008-09-24 11:32:42 | まちづくり


全長約45m(東西)、南北は約25mの古墳時代前期前半(4世紀前半)の前方後円墳で、西南四国では最古。

その時代から、ある程度の統治力を持った人物が、この肥沃な宇和盆地に存在していた証としてもとても興味深い埋蔵文化財。

笠置峠古墳 -6

2008-09-24 11:24:47 | まちづくり


南予唯一の竪穴式石槨。レプリカと言っても、全く本物と変わらない。こうした技術も凄いものだ。
実際の石室は、この直下に埋め戻されている。

従って、公園整備のために古墳の保護から盛り土がされているワケだ。

笠置峠古墳 -5

2008-09-24 11:19:46 | まちづくり


後円部の石張りで葺かれた側から石室を見る。
正確には、復元された石室のレプリカを保護するアルミ製の蓋屋が設置されている。

笠置峠古墳 -4

2008-09-24 11:12:20 | まちづくり


頂上の後円部から前方部を望む。

笠置峠古墳 -3

2008-09-24 11:09:36 | まちづくり


前方から見た後円部。

笠置峠古墳 -2

2008-09-24 11:05:36 | まちづくり


古墳の直下からは遊歩道が整備されている。

笠置峠古墳 -1

2008-09-24 11:03:07 | まちづくり


先ごろの14日、笠置峠古墳の一般公開が始まった。

場所は、西予市宇和町石城(いわき)地区と八幡浜を結ぶ旧街道“笠置峠”。
標高412mの山頂にある前方後円墳。
写真が見づらいが、左上に位置する。
丁度、右下から左中ほどに黒線がゆるくカーブしているが、これがJR予讃線で、中央右寄りに「いよいわき駅」がある。つまり、左上方向が八幡浜方面、右方向が卯之町ということになる。
峠までのアクセスは、地図中央にある地中(ぢちゅう)池というため池からの林道があり、自家用車くらいなら上がれる。図中の赤線は旧街道の歩き道。ここをかつては、シーボルトの娘おイネさんも通った。