エバーグリーン (いつまでもあほい)

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今更だけど
人間到る処青山有り  

塞王の盾 今村翔吾

2022-04-26 05:24:51 | Weblog

近年の発掘調査で一乗の谷の城下町の全容が

明らかになってきた

NHK大河ドラマ「麒麟が来る」でも登場していたね

織田信長軍によって焼き尽くされた浅倉氏百年の都

浅倉氏皆殺しの里だ

この城から身一つで逃げおうせた

数少ない者達の中に

今回の「塞王の盾」の主人公がいた

匡介という名「王を護る」という漢字(上手いネーミングセンス)

この悲惨な戦国期の城の護をテーマに

この物語は描かれてある

それにしても久し振りに読みでのする

分厚い本だ

それなりに面白い本であれば良いのだが

第166回直木賞受賞作がこの時代小説だと知って

新刊を買う気になった

山本兼一作の「火天の城」は織田信長伏見城の大工のはなしだったが

今度は信長に対抗する城造りの石工職人のはなしの様だ

分厚い本で読了するのに少し根気がいるかも知れない

どんな槍も防ぐ盾の存在と どの様な槍も破れない盾という存在

「矛盾」と云う言葉を小学校で習った

さてさて石垣と鉄砲

本当はどちらが強いのか?

これからじっくりと読ましてもらおう


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