本日は雪の大晦日
年が押し詰まっていきなりの大寒波でこごえそうです
でも 天気はしかたないね それ以外は
今年も何とか無事に終える事ができそうです
が
毎年この時期に正月の雑煮に入れる豆腐を
作っているのだが
今年は猪に大豆を枝豆の頃に食べられて
全滅です
美味しい自家製豆腐を作る事が出来ない
早めに豆腐を作る分を購入しておけばよかったのだが
年末の忙しさに忘れていた
それに自分で作った大豆を使わないとね
今年は不味い?買った豆腐で我慢するしかない
でも
豆腐を作らなかったせいで
大晦日の準備は早々と終える事が出来た
吹雪の中のことなので助かったかも
餅つきは昨日予定通り無事済んだが・・・
雪ですべる山中の道なき道を歩いて
沢山ある小さな祠 全てに注連縄を飾った
毎年の事ながら大変だ
この祠は俗にまるしてん様と呼んでいるが
正確には摩利支天(まりしてん)陽炎を意味する
神出鬼没の神だ
年末恒例の餅つきに合わせて
これまた恒例になった
その時に焼く牡蠣を日生で買いこんできました
五味の市は例年通りの人出で賑わっていた
買い物の後はお約束のカキオコ
けっこう一杯カキがはいっていて 腹いっぱいになった
おばちゃん美味しかったよ
婆の妹の息子がリンパ節の癌で療養しているのを
見舞う為に
数十年ぶりで叔母の家に婆を連れて行った
新しい立派な道が空港に向かって出来ているせいもあって
叔母の家に通じる小道が見つからない
あちこち迷って
やっとの事で叔母の家にたどり着くと
其処だけ時間が止まってしまったようだ
昔見たマンマの藁葺きの大きな屋敷だ
蔵や倉庫に納屋を合わせると何百坪あるんだろうか?
とにかく大きい百姓屋だ
何度も声をかけるとやっと奥から叔母が現れた
昔見た叔母は本当に綺麗だったのだか
今は見る影も無いお婆にかわっていた
77歳だから仕方ないか?
ただ ころころと鈴のように響く声だけは変わっていない
とにかく外出することを極端に嫌う性分のせいで
人付き合いも少ないために
余計に歳をとって見えるのかもしれない
肝心の本人は外出して留守だったが
いとこの様子を尋ねると
抗がん剤のせいで毛という毛はすべて抜け落ちたが
割合元気にしているという
屋内に入ると驚いた
私が中学生の頃に泊まりにきた時とまったく変わっていない
土の土間(当たり前か)に水こそ入っていないが
大きな水がめが鎮座している 水道ができたので
無用になったがそのままおかれている
流石に炊飯器はあるので竈(くど)は取り払われていたが
土間の隅には芋を保存しておく芋室が掘られている
中には籾殻に包まれた薩摩芋がちゃんと入っていた
食卓のある板の間には赤々と炭が熾った大きな火鉢が置かれている
炭は自家製だそうだ
わら屋根の天井も無い大きな部屋はとても寒い
我が家も50年前はこんなだったかな・・・
ただ
中の間にでんと鎮座している50インチ以上はあろうか?
というテレビだけが今を感じさせるものだった
叔母夫婦が健在な限り
この家はまだ当分変りそうもないが
これはこれでいいのかもしれない
封切りから一週間たってしまった
本日土曜日 朝食もそこそこに映画館へ向かった
映画へは一人で行くのが気楽でいい
10時上映に合わせてフットワークも軽やかだ
朝一とあって観客は思っていた以上に少ない
上映が始まると
古いフィルムを観ているような気分なったのは
時代設定が私の青春時代とリンクしているせいかもしれない
映画の最中に同時代の事が頭に浮かぶ
私が岡山の高校を卒業後
大坂・東京と移り住んだ時期だ
学生運動も経験した
恋は?どうだろう?
19歳の誕生日(ちょうど今時分)
何の感情ももっていなかった女の子から
突然グリーンの手編みのセーターを贈られた
なぜ?僕にと尋ねると
「毎晩夜遅くに学校から帰ってくるのが寒そうで・・・」
と 言って笑った
その後もその娘とは何も無かった
よく見ると なかなか可愛い顔だったが
その娘が縮れ毛だった事や それを気にして
ショートのヘアピースをしていたのが嫌いだったわけではない
たんに夢中になっていた事が他にあっただけだ
何の感情ももたなかったグリーンのセーターは
私の青春の象徴のようだ
ノルウェーの森とは何の関係も無い話になった
そんな昔を思い出させる映画だった
最近は私より娘たちのほうが
忘年会やら飲み会が多い
昨晩は次女に頼まれて忘年会の会場まで
アッシー(古~)させられて
私も我慢できず
ご無沙汰していた月の雫へ飲みに行出かけた
気のいいママは久々に顔を見せた私を
いつももながらの歓待!乾杯!
店が退けてから
月の雫のすぐそばにある熊代君の店で
ご馳走までしてくれた
熊代君の店(くまぴー)で飲んだくれているうちに
私の18歳+αの誕生日になってしまった
結局家に帰り着いたのは午前4時過ぎ
何やってんだか
でも エビゾーにはならず ちゃんと8時にはスッキリ目覚めた
気分良く飲む酒と
熟睡が何より健康にいいね
GOという小説で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たした
作家 金城一紀の自伝とも言うべき作品
映 画 篇 集英社文庫 刊
書店でパラパラとページを拾い読みしたときは
単なる映画に関するエッセイかと思った
私を捕らえたのは巻頭の「太陽がいっぱい」だったのだが
しかし 買って帰って読んでみると
この作品は彼 金城一紀の青春時代を描いた作品だった
在日朝鮮人の子として生まれた彼の
父を知らないの青春時代の唯一の楽しみは
同じ朝鮮人学校の学友 龍一(リョンイル)と映画を語り合うことだった
青春時代に映画にのめりこんだがゆえに
彼らの人生はひとつの方向性を形づくることになる
それは 映画 シナリオへの道
彼はブログでも映画について大いに語っている
帰ってきた映画日記
巻頭のタイトル「太陽がいっぱい」が
何を意味するのかは読んでもらうほか無い
「太陽がいっぱい」は
私の少年時代(12才頃)一番感動した作品だ
否
これまで観た映画作品の中でも最も感動した映画の一つだ
観たのは映画館ではなくテレビ放映だったのだが
エンドロールまで涙が止まらなかったのを
昨日のように覚えている
12才の私が この作品の何処に感動したのか
涙したのか その訳はもう思い出せない
Plein Soleil 太陽がいっぱい http://www.youtube.com/watch?v=ZsRW8WCvwG4
明日12月11日は映画ノルウェーの森の封切りの日だ
村上春樹の長編小説1Q84が今年大ヒットしたタイミングでの
映画公開はあざとい感じがするが
私としてはかなりの期待をもってこの日を待っていた
監督が夏至という映画を創ったのトラン・アン・ユンというのも
面白いね
村上春樹の性描写を
青いパパイヤの香りのようななまめかしさで描くのかな?
映画公開が
ジョン・レノンが1980年12月8日マーク・チャツプマンによって銃撃
暗殺されて30年というタイミングも
計算された感じもするが・・・
1Q84でヤナーチェックのシンフォニエッタが
印象的に使われていたように
ビートルズのNorwegian Wood が映画を包み込いるのだろう
The Beatles - Norwegian Wood (This bird has flown) - with Japanese subs
でも 明日は映画に行けない
私の森に帰るからだ
今年最後の農作業と日曜は今年最後の月例競技会
封切りの日の最初の上映に行きたかったのだが
後塵を拝すのはまことに残念だ
日曜の夜に独りで行くしかないな
くやしい!!!
誕生日
といっても私ではない
末娘は12月8日に23歳になった
生まれた日はとても寒い日で
その日は倉敷にも雪花が舞っていた
その雪に因んでゆきこと命名した(かなり安易)
その娘も23歳
なんだかなーーー
私もけっこう歳をとりました
もうすぐ私も58歳の誕生日がやってきます
このまま朽ち果ててしまうんでしょうか?
なんて考えながら
昨夜は娘と最近オープンしたばかりの居酒屋に行って飲みました
が
新規オープンは名ばかり?
店の内装が新しいだけで
目新しいものは何一つ見つけられませんでした
安いだけの居酒屋はいくらでもありますよね
店を開業することは大変な事と思うのだが
客にそんな印象をもたれるのは如何なものでしょう
収支があわないと
あっさり退転してしまう店も多いようです
この店もそんな事にならなければ良いのですが
そんなことを
朽ち果てそうな親父に言われたくはないでしょうな・・・
でも
私はまだがんばりますよ!!
永遠の18歳は蘖(ひこばえ)を目指します
何をやる???
今年も秋も深まり新そばの時季となりました
今年こそは来たいと思っていた
兵庫県豊岡市の出石へ
名物の皿蕎麦を食べに長距離ドライブ
200キロの道のり 片道約3時間かかりました
高速道路の終点和田山には山名宗全の築いた竹田城址がある
この城跡にも行きたいけれど
今回は蕎麦が主役 次回におあずけだ
蕎麦は美味かったけれど 本当に疲れました
蕎麦を食すのは家の傍(そば)がやっぱりいいかも?
車だと酒も飲めないしね
出石は城下町
お家騒動で有名になった
仙谷官房長官ならぬ仙石氏の居城があった所だ
沢庵和尚の故郷で桂小五郎が潜伏していたこともあるとか
でも出石の一番の売りは皿蕎麦
専門の店が沢山あるが
私は以前にも数回寄った事のある
茂兵衛に今回もお邪魔した
自家製粉のうまい蕎麦を喰わす店だ
絶好の行楽日和の日曜日ということで
町も蕎麦屋も大混雑だった
人が考える事は一緒だね 仕方ないな
20分ほど待たされてやっと昼飯にありついた
観光客がとても多いのにびっくり!!!
自分も観光客だったね
何処もここも以前に来たときにくらぺて
変わっていて 迷ってしまった
町並みがきれいになると無くなるものもある
ここのそばは相変わらず美味い
でも 追加は6枚どまり