忘年会の後 駅ビルの書店で買ったばかりの本を持ってバー
カッシータへ寄った
ワインでアルコールをニュートラルするつもりだった??? いつも 客が少なくてのんびり出来る店なのだが
珍しく(御免)満員の盛況だ どうにか一人分の席が残っていた
グラスワインを頼んだ 美味い!!! マスターのワインセレクトにはいつも感心する
少し窮屈だったが さっき買った
小川糸さんの
食堂かたつむりが気になって そのまま読み始めた
チリワインをちびちびとすすりながら読んでいると 隣の若い女性が話しかけてきた
バーでは一人で本など読んでいる客には バーテンダーが気を使って話しかけるものだ
私は常連で気遣いは無用だった その女性が優しい気遣いの出来る人だったのかも知れない?
この歳になっても女性心理はわからない・・・
読み始めはインテリア雑誌や田舎暮らしのすすめ みたいな本をコピーしたかのような話だった
それに自然食の料理レシピ本が加わる 少女趣味が溢れたホンワカ小説と・・・ 後半の展開は男の私の心理を超えていた
女性とはこんなにも冷酷で それでいて慈愛にみちた行動をする動物なのか・・・
これ以上はネタばれするので書かないが読みはじめと後半でまったく趣の違う作品だ
処女作だけあって各所で荒削りな表現が気になったが 後々の作品が楽しみだ
ますます 女性心理理解不能
食堂かたつむり ポプラ社