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菜根譚

2020-09-24 02:15:10 | Weblog

今読んでいるあきない世傳金と銀の九は

コロナ禍の現在をなぞらえて描かれているのか

予見していたのか?と思う話が載っていて驚く

特に「菜根譚」の章

まさに今を思い出す漢文である

菜根譚 

           中国明代の洪応明(字は自誠)の随筆集

抜粋

衰颯的景象 就在盛満中

発生的機緘 即在零落内

 

「衰える兆しは最も盛んなときに生まれ、

新たな盛運の芽生えは何もかも失った時、既に在る」

「だからこそ、君子たる者は、安らかな時には油断せずに

一心を堅く守って次に来る災難に備え、また、

異変に際した時にはあらゆる忍耐をして、物事が

成るよう図るべきである」

 

以上のような人生訓を紹介している

あまりにも現在のこの状況を見越した一文を読んだので

驚嘆してしまった

この菜根譚という書物は家元である中国では早くに廃れたが

日本では江戸時代から和訳が出版され

多くの偉人に影響を与えてきたというから皮肉でもある

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