或る、統合失調症患者の独り言

Version 23,31. Jeder findet Liebe im Ende. - 宇多田ヒカル(私的ドイツ語訳)

「ブッダの人と思想」を読み始めて

2013-10-27 23:17:28 | 日記
先のエントリで触れたように、

中村元さんのプログラムは、

アンコール放送(=再放送)である。


全7回、ということで、

元々全12回であった本放送から選ばれたものが放送される。


私は興を惹かれてしまったので、

「NHKから出版されてはいないのか?」と、

調べてみた。

すると、本放送をベースとした書籍が出版されている。

勿論すぐに買いに行った。

全12回だから、12章立て、であった。


第一章を読了して、やはり、というか、当然、というか、

挫けながらも、正しく生きていく、

というのが、人間として、あるべき姿、基とすべきもの、

だと身につまされた。


勿論、文中にあるように、「3歳児でも知っていること」、だが、

「80歳の老人でも、為すことは難しい」、のが、

真理、であり、あるべき、目指すべき、人間の姿、

なのである。


上述の通り、まだ第一章を読了した時点ではあるが、

章末の、経典の言葉を引用して、私が身につまされる典型、

皆さんもそうかもしれない事を、示して、このエントリを終えることにする。



「まだ悪の報いが熟していないあいだは、悪人でも幸運に遭うことがある。

 しかし悪の報いが熟したときには、悪人はわざわいに遭う。

 『その報いはわたしには来ないだろう』とおもって、悪を軽んずるな。

 水が一滴ずつ滴りおちるならば、水瓶でもみたされるのである。

 愚かな者は、水を少しずつでも集めるように悪を積むならば、

 やがてわざわいにみたされる。」

                 ―「ダンマパダ」119、121