子供はリンパ球優位

久々に安保徹先生の話です。

出生時に肺呼吸を開始します。
その時、呼吸によって得られる酸素ストレスによって、
新生児は激しい交感神経緊張状態になります。
新生児顆粒球増多という状態です。この増えた顆粒球が
それまで続いていた肝臓で作っていた胎児性赤血球を
破壊します。これが新生児が一時的に黄疸となる
新生児黄疸と呼ばれる状況です。

しかし、このような顆粒球増多は3日間で収まり、
子供特有のリンパ球優位のパターンが15～20歳くらい
まで続きます。
子供時代は副交感神経優位のときで、成長のエネルギー
やストレスを吸収できる体調といえます。
つまりリンパ球優位でもバランスがとれているのです。

だから子供の血液検査で顆粒球優位であれば、
かなりのストレス状態、過緊張の状態だと考えられます。
子供では白血球の中の顆粒球やリンパ球を調べることは
あまり無いのですが、調べてみると色んな事が判るかも
しれませんね。

ちなみに我が家の子供達のデータは測定してあります。
明日、そのデータをご披露しましょうね。