親の因果が子に報い~♪
私たちはともすれば、自分の身体のすべてを遺伝子によって
支配されているようなイメージを抱きがちです。
これは京都大学名誉教授の家森幸男(やもりゆきお)先生の言葉です。
私が初めてこの言葉を聞いたときの正直なつぶやきは
『え?そうじゃないの』でした。
患者さんにも、血は変えられないよ。
いくらがんばっても遺伝子で貴方の将来は決められているんだよ。
と説明していた医者だったからです。
今の先端医療は、病気の克服は遺伝子をどうにかすることだと
各方面でその解明にやっきになっています。
どの英文雑誌を見ても、~の原因遺伝子を発見などの記事が
賑やかに語られています。
だから家森幸男先生の言葉には驚きました。
家森先生は100%脳卒中を起こす遺伝子をもった実験用ねずみを
開発しました。これは脳卒中の研究を進めるためには
画期的な大発明、大貢献でした。
ところが日本で100%脳卒中を起こすねずみを自信を持って
米国に送ったところ、4割のねずみは脳卒中が起こらない。
『どうなっているんだ』と米国からクレームが来たわけです。
『え、そんなはずはない』と調べてみたところ、
日本と米国ではねずみのえさが違っていました。
米国は蛋白質の豊富なえさだったのです。
それで家森先生は、この脳卒中ねずみに色々な食事を与えて
その寿命を比べてみました。
すると、
従来のえさでは平均寿命が90日程度でしたが、
大豆蛋白を加えるとなんと寿命が倍の170日へ伸び
大豆以外にカルシウムを加えると4倍の350日へ伸び
さらにマグネシウムを加えると5倍の420日へ伸びたのです。
このデータは、
いくら遺伝子が脳卒中を起こしやすくても
食生活を変えれば
脳卒中にならずに済むという事実を伝えてくれたのです。
それから家森先生の世界中の食生活と病気の関係を調べる
旅が始まったのです。
私は、この話から、今までの自分の固定観念を改め
食事を大事にする医者になろう
食のことを説いて回る医者になろうと動かされました。
私たちはともすれば、自分の身体のすべてを遺伝子によって
支配されているようなイメージを抱きがちです。
これは京都大学名誉教授の家森幸男(やもりゆきお)先生の言葉です。
私が初めてこの言葉を聞いたときの正直なつぶやきは
『え?そうじゃないの』でした。
患者さんにも、血は変えられないよ。
いくらがんばっても遺伝子で貴方の将来は決められているんだよ。
と説明していた医者だったからです。
今の先端医療は、病気の克服は遺伝子をどうにかすることだと
各方面でその解明にやっきになっています。
どの英文雑誌を見ても、~の原因遺伝子を発見などの記事が
賑やかに語られています。
だから家森幸男先生の言葉には驚きました。
家森先生は100%脳卒中を起こす遺伝子をもった実験用ねずみを
開発しました。これは脳卒中の研究を進めるためには
画期的な大発明、大貢献でした。
ところが日本で100%脳卒中を起こすねずみを自信を持って
米国に送ったところ、4割のねずみは脳卒中が起こらない。
『どうなっているんだ』と米国からクレームが来たわけです。
『え、そんなはずはない』と調べてみたところ、
日本と米国ではねずみのえさが違っていました。
米国は蛋白質の豊富なえさだったのです。
それで家森先生は、この脳卒中ねずみに色々な食事を与えて
その寿命を比べてみました。
すると、
従来のえさでは平均寿命が90日程度でしたが、
大豆蛋白を加えるとなんと寿命が倍の170日へ伸び
大豆以外にカルシウムを加えると4倍の350日へ伸び
さらにマグネシウムを加えると5倍の420日へ伸びたのです。
このデータは、
いくら遺伝子が脳卒中を起こしやすくても
食生活を変えれば
脳卒中にならずに済むという事実を伝えてくれたのです。
それから家森先生の世界中の食生活と病気の関係を調べる
旅が始まったのです。
私は、この話から、今までの自分の固定観念を改め
食事を大事にする医者になろう
食のことを説いて回る医者になろうと動かされました。