例年、我が山城では金木犀は我が鎮守の秋祭り前に、あの芳しい香りいっぱい咲くのが当たり前だった。
しかし今年は天候の不順か?9月下旬少し冷え込んだ頃、あっという間に朱の花をまばらに付け、そそくさと花殻を地面に落としてた。
今年の金木犀の花は花付きも悪くあっけなく終わってしまったなと思っていたら、秋祭りの過ぎた17日、金木犀に枝に、何やら白い蕾の様なものが付いているのを見つけ、滅多につけない実を付けたのかと、しっかり見定めると、それは紛れもなく金木犀の蕾だった。
それから2日後の19日、あの強い香り一杯に今度は枝いっぱいに朱い花を咲かせ始めた・・・2度目の花は一度目と比べ物にならない程の艶やかさで咲き誇っている。
いたい今年はどうした事なのだろう・・・僕の覚えてる限りこんなことは初めてです。
撮影2016.10.19/10.17
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モクセイ科モクセイ属
中国原産の常緑性樹木で秋に小さなオレンジ色の小花をかたまって咲かせます。キンモクセイの一番の特長は花の放つ心地よい芳香で、日本人には最も馴染みの深い花の香りのひとつではないかと思います。
葉は楕円形で先っちょが少しとんがっており、ややぶ厚く革のような質感があります。草丈は3~6mで、自然な樹形のもの以外にも円筒形に刈り込まれたものなどもよく見ます。樹皮は全体が白っぽい灰褐色で黒っぽいぶつぶつや筋が入り、花が咲いてなくても判断しやすい木だと思います。
雄株と雌株があり、雄株は雌しべを持っているものの不完全で機能しておらず、実はつけません。日本でキンモクセイやギンモクセイの果実を見ないのは、植えられているものほとんどが雄株だからです。
今年は見事に二度咲き・・・一度目はなんだかさっと終わって今年は何だかなあ??と思っていたが、2度目はめいっぱい花も多く香りも芳しい。
生け垣が緑からオレンジ色に染まりますー。
30年間に木が成長して「二度咲き」は何度かありましたが、今年はそれが著しいと話題です。
夏の猛暑と台風とかの影響かしらん?
昔「小さな恋のものがたり」(みつはしちかこ)という漫画があり金木犀の花が良く登場しました。
なので金木犀は初恋の香り~かも…。