時期を少し逸してしまったが、思わずオトコエシ(男郎花)の群生に出逢った。
我が家から信楽へ抜ける幹線道路、切通し擁壁段差の僅かな隙間に根を下ろし群生。
我が木津川流域の河川敷や堤防敷では終ぞ見かけた事はない。
花序は多数で枝分かれし、散房状に無数の小さな白花をつけている。
花は直径4mmくらい、花冠は5裂、白花にクリーム色の花も混じっている。
終わった花は苞が大きくなり、果実を包み込み団扇状の翼果に成っている。
撮影2014.9.13
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
スイカズラ科オミナエシ属:多年草
北海道~九州の山野に生え、高さ約1m、根元から長い匐枝をだし、先端に新苗をつくる。
茎の下部には白い粗毛が多いが、上部では少なく、葉は対生し、長さ3~15cmで、卵状長楕円形か羽状に切れ込み、鋸歯がある。
裂片は卵状長楕円形で頂裂片が最も大きい。
花序は多数で枝分かれし、散房状に距のない小さな白花をつけ、花は直径4mmくらいで、花冠は5裂し、筒部は短い。
筒部の下の子房には小苞が接し、雄しべは4個、花柱は1個。
果実はそう果、長さ約3mmの倒卵形、花が終わると小苞が大きくなって、果実を取り巻き、翼状になる。
花期は8~10月。