我が山城では一番スタンダードな引っ付き虫かもしれない。
農道端や休耕地や河川敷の荒地など・・・、大凡何処にでも生えている。
黄色い花弁と見えるのは一弁一弁が独立した舌状花で、中心には黄色い管状花が密生して居る。
種子は硬くて棒状、先端に数本の刺状突起があって、これに逆刺が着いているので、それによって衣服に引っ掛かる。
撮影2013.9.11
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キク科センダングサ属(栴檀草属)
日本ではごく普通に見られる雑草で種子が衣服につく、いわゆるひっつき虫のひとつである。
近縁の種がいくつかあり、いずれも世界的な分布域をもっている。
いずれも柔らかな一年草で、茎は断面が四角っぽくて節がある。葉は対生して、深く裂けて複葉となる。
花は筒状で、中心には黄色い管状花が密生、外側には舌状花がない場合もある。
花が枯れて脱落すると、後には棒状の果実が筒状に揃って束になった姿が残り果実が熟すると、花床は反り返り、そのため果実は放射状に広がる。
果実の先端の刺で何かに引っ掛かると、根元からたやすく外れ、それにくっついて行くことになる。