里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ヒシの花

2013年09月01日 | 8月の花

昔、若い頃、この野池で「菱の実採り」をしていた事を思い出し・・・もしやと思って出かけて巡りあったヒシの花 。

木津川左岸、田んぼの中の農業用水池・・・行ってみると確かに菱は自生していたが花の咲いてるところ岸よりずいぶん離れたところ・・・。

近くに有った棒竿で岸辺に手繰り寄せバシャして来ました。

白い四弁花、花径約1.5cm程度。

 

苦労して手繰り寄せられたのは、この一茎一花だけでした。 

撮影2013.8.22

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ヒシ(菱)はヒシ科の一年草の水草、池沼に生え、種子は食される。

葉は菱形で水面に放射状に広がり、葉柄はふくらんで内部がスポンジ状の浮きとなる。

完全な浮き草ではなく、長い茎が池の底に続いている。

花は両性花で、花びらは白く、葉のすき間から水面に顔を出して夏に咲く。がく、花弁、雄蕊は各4個で子房は半下位。

胚珠は2個あるが一方だけが発育し大きな種子となる。胚乳はなく、子葉の一方だけが大きくなってデンプンを蓄積、果実は横から見ると菱形で両端に2本のとげ(がくに由来)がある。

菱形とはヒシにちなむ名だが、葉によるのか実によるのか両説ありはっきりしない。