里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ニラの花

2013年09月05日 | 8月の花

近頃どこを歩いても、この白い冠状の花によく出会う。 

これは散歩道、田の畦に独り生していた。

ニラレバ炒めにはこの茎の部分を使用する。

あのエグイ匂いからは想像出来ない可憐な白い花を咲かせる

撮影2013.8.21

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ニラ(韮、韭)は、ネギ属の多年草の緑黄色野菜である。

『古事記』では加美良(かみら)、『万葉集』では久々美良(くくみら)、『正倉院文書』には彌良(みら)として記載、このように、古代においては「みら」と呼ばれていたが、院政期頃から不規則な転訛形「にら」が出現し、「みら」を駆逐して現在に至っている。

方言では、ふたもじ(二文字。千葉県上総地方)、じゃま(新潟県中越地方)、やまわかめ(山若布。富山県会田市)、にらねぎ(韮葱。静岡県、鳥取県などの一部)、こじきねぶか(乞食根深。愛知県、岐阜県の一部)、とち(奈良県山辺郡、磯城郡)、へんどねぶか(遍路根深。徳島県の一部)、きりびら(沖縄県島尻郡)、ちりびら(沖縄県那覇市)、きんぴら(沖縄県那覇市)、んーだー(沖縄県与那国島)などがある

夏には葉の間から30 - 40cmほどの花茎を伸ばす。花期は8 - 10月頃、花は半球形の散形花序で白い小さな花を20 - 40個もつける。花弁は3枚だが、苞が3枚あり、花弁が6枚あるように見える。雄蕊(おしべ)は6本、子房は3室になっている。子房は熟すると割れて黒色の小さな種を散布する。