ぴよ姉の気晴らし日記

ぴよ姉の気晴らしの日々(Since* 2006.4.17)

特集 「新入生は発達障害」

2007-04-28 15:01:30 | Family
 最近のTV放送で「発達障害」の特集を、2番組やっていた。

一つは、4/24(火)放送のTBS「イブニング5」、この番組では、たびたび発達障害を取り上げていて、以前は、サポート校などを紹介してきたが、今回は「新入生は発達障害」というタイトルで、小学校の通常学級での取材になる。

この4月から「特別支援教育」が本格的に始動した。
学校はひとりひとりのニーズに合わせて、個別指導計画を作成し、親・子・教師 が面談を繰り返し、支援機関の関係者と連携を図り、指導・支援を行っていくというものだ。

また、個別の教育支援計画は、幼児から学校卒業までを通じて一貫して的確な支援を行うことを目的としている。福祉、医療・保健、労働等の関係機関が連携して、児童・生徒一人一人のニーズに応じた支援を効果的に実施するための計画であり、地域社会に生きる個人として、教育、福祉、医療・保健、労働等の関係機関が連携協力体制で支援をしていくためのツールとしていくようだ。

理想である、この連携が難しい。関係機関に相談に行くときも、できれば 教育の場の人間も立ちあって進めなければならない。もし教師や養護教諭が いけなくても親が 逐一話し合ったことの詳細を伝え、また一緒に進むべき方向を考えていく。んー やっぱり 時間を取ること自体が厳しいと思う

番組では、小学校に入学し、通常学級に通うことになった広汎性発達障害の1年生の男の子を取材している。発達障害の子供は、通常学級・特殊学級・養護学校という選択肢があるが、軽度の発達障害では、IQが通常値であるため、できれば通常学級で!と思う親が殆どだと思う。もちろん 我が家もそうだった。

現場である学校側は「特別支援教育」に、戸惑いを見せているという。
教師から見て、この子は発達障害ではないか?と思っても親には伝えにくい。
まずは 親が障害を受入れるかどうか?に慎重になる。
親が受入れている場合でも、集団生活のなかで、個別に指導をしていけるのか?の問題が生じる。実際、教師はとんでもなく忙しい。ぶっちゃけ、本音は面倒くさいんじゃない?って思う。それでも、親身になって熱い想いで対応してくれている先生も少なくはない・・・。

文科省がいろいろ取り組む中、現場である学校には負担が掛かっている。
まずは、教師の人員不足、きちんと取り組むための予算もない。親である私達も何度も何度も、都に要請し、予算に組み込んでもらえるようにと働きかけた。それが少しづつは形になるものの、全ての要望を叶えることは、なかなか難しい。ほんとにオリンピック誘致予算よりも、ずっとずっと優先するべきことなんじゃないかと思う。
さらには、教師の専門的な知識不足がある。定期的に行われるセミナーで発達障害も取り上げられているらしいが、番組のインタビューで答えていた教師が言うように、「理念は分かる。だけど具体的にどうするかは何も見えてこないし聞けない」と戸惑いを見せる。

最後に三雲アナが「ひとつの個性として、受け止められたら・・・」とコメントしていた。

障害を受入れていない うちの息子が、何かというと訴えることだ。
「一個性として受け止めてほしい」

今やっと発達障害のことが取り上げられはじめ、先生達が感じる「扱いにくい子」から、「発達障害ではないか?」に変わりはじめた。普通学級40人のうち2~3人はいるといわれているそうで、16人に1人の割合だという。

何とかしていきたい!という気持ちはあるにせよ、
まだまだ 現場では、体制そのものが整っているとはいえない状況である。



最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。