低賃金なのにスキルを欲張る企業

　仕事探しが形にならずに随分と経つ。
最後に紹介状をだしてもらってから、2週間も経っていた。

それまで、希望に合うものすら無かったってことだ！
少し体調が戻り、管轄のハローワークまで求人検索に行ってみた。
20～30件台だったヒット数も、今日は40件台に上った。

求人が増えている(^.^)　少しは選べるようになった。
でも、胡散臭いものが圧倒的に占めているのは変わらず。

35歳以上となると、トライアルできず。
同業種3年以上とか、ひどいと10年以上の経験。
って、たかが事務なのに、ひどくないか？
業種経験限定だったり、固有の資格を持っていること。
な～んて、特有な事務じゃないはずなのに、業種は関係ないじゃん！鬼！！
そこに行ったら、どんだけ、あらゆる広範囲の仕事をさせられるか・・・
と、末恐ろしくもある。

超即戦力どころか、いきなり管理職レベルの要求ですか？
なのに給与は18万～23万円とか、とんでもなく評価されないものだったりする。

ベンチャー企業、求職者をなめとんのか、おら～！！！

すみません！ ちょっと荒れてしまいました。
そんなこんなで・・・5企業ほどを、ふるいにかけた結果、1企業のみ残った。
残業も少なく、比較的 体に優しそうな企業。さっそく、窓口へ。
その企業への紹介状は既に30件を超えていた。
そりゃ、他のみんなだって、当然、選んでいるのだから仕方ないや。
まだ 応募が可能かを 電話で確認してもらい、紹介状を受け取る。
帰宅後、すぐに書類作成し、最寄の集配局に持っていった。
これで、14社目。

1ヶ月かけて、マトモなものは、せいぜい 2・3社程度しか、出てこない。

この現状を考えると、応募しただけでも、妙に達成感を感じたりする？
仕事が決まらなきゃ、全く意味が無い。
なのに、希望に合う企業があっただけで満足？
そんな悠長なことはしていられないのに、それぐらい酷い求人の数々。

こうなると、決まらない気がしてくるし、働く気持ちさえも失せてしまう。
優しくない世の中、いったいドコに働く場があるんだろうか。
途方に暮れるばかりだ。
ガス・電気・電話 とか止められて、一家三人 生活苦のため～なんて。
そこへダメ押しに、国民健康保険税の払込書が届いた。
7月末までに、26,400円　無理
8月から12月は、19,000円　絶対に無理、義務だから払わなきゃだ。
払わないと、家の財産などが差し押さえになってしまう。
ヤバイ、仕事に就かなきゃ。

このまま 極貧の夏休みなのか～

こうして、正社員を探し続けて、かれこれ10年を経過した母子家庭なんです。
どうしたら、収入が安定するのでしょうか。
ドコの会社も、余計なリスクを負いたくないのは分かります。
それでも 好きで母子家庭になったのではない。
気晴らししながら、一生懸命に生きようとしている。
どこに救いを求めればいいのでしょう。

昨日だったか、九州で52歳の病気で働けない男性が孤独死したニュース。
「働けるでしょ？！」と、生活保護を受けられなくなった。
決して、他人事ではない気がする・・・

働きたいけど、働く場にめぐり合えない。
働きたいけど、病気で働けない。

この国には、「日本国憲法」っていうのが、あるはず。
憲法第25条『すべて国民は、健康で文化的な生活を営む権利を有する。』
憲法第27条『すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。』
第25条では、国民の生存権を定めていて、第27条では、人間らしく生き働くための労働条件がすべての労働者に保障され、もうけだけを目的にして、企業が労働者を劣悪な条件で働かせることを規制しているはずだ。

あらゆることに不信になるばかりだ。暗い・・・