お風呂に入ったら？

　息子が決めた毎日の家の手伝いと散歩、もう1ヶ月続いている。

しかも、やる事だけに満足せず？
食器を洗う時間（昼食後）が、遅れ気味になっていることを気にしている。
「日にちが変わっても、寝るまでにやればいいよ！」とハードルを下げた。

で、なんとか続いている。

散歩も、始めに 歩くコースと時間を決めた。
コースはさすがにこだわりさん！律儀に守っている。
時間は、15時～17時の間にするようにと、伝えた。
みんなが 学校に登校しているだろうという時間を避ける。
そして、日が暮れないうちに という配慮。
でも息子は、14時ぐらいから18時ぐらいに 横になり寝てしまうことが多い。
起きたら あたりが 暗くなるから、億劫になってしまうらしい。
とても暗くなると、私についてきてくれと言ってくる。

一緒に歩くのも楽しいねぇ♪ と付き合ってやる。
この間は“深夜の散歩”になった(笑)
それでも、寝るまでにしなくてはいけない！ と思うからか 約束を守るのだ。

決めた事柄を、とても気にしている。
このことが、自信につながるか？ 正直 わからない。

ちょっと前に、“手伝いをしてもらうことが当たり前になってる！”
みたいなニュアンスで伝えてきた。

『お母さんは、労ってくれない！』

それからは、作業終了報告をしてくる息子。
「ありがとうね、とっても助かってる」と、労いの言葉をかける。

親子の間で決めたことでも、なかなか意志の疎通がとりにくい

さてさて、タイトルの「お風呂に入ったら？」なんだけど、
ただ そう言葉を伝えたら、すんごく怒っている。なんで？

『いま、風呂に入ろうとしているのに、言われたくない！』と言う。
私は 何で 彼が怒るのかが分からないでいる。

「ねぇ、こういうときは、わかった とか はい。で いいんじゃない？」
すると、ますます興奮して言い返してきた。

『もう入ろうと決めていることなのに、何で言われなきゃならないんだ！』
え？！ 頭の中を整理してみる・・・そっか、私の言葉が足りないかも？
汚いから入れ とか いい加減にしろ！みたいに、否定的に捉えたのだろうか。
そして言い直す。

「ごめん、言葉が足りなかった。」
「ちょうど良い湯加減にしておいたから、すぐに入れるよ。って意味だよ」
少しクールダウンしてくれた・・・。ほっとする。

些細な会話だと思うだろうが、頑固に返してくるのは、反抗期の理不尽な言葉を発するのとは 又 性質が異なる。なんでもないような会話でも、わずかなことに物凄く消耗してしまったりする。「どうにも 慣れないなぁ～」。興奮が治まるまでは、なんとか修正しようと、ごちゃごちゃ説明しようとする母だけど、逆に怒らせることが多い。きちんと 彼の言い分を聞いていても 判断するのが難しい。なるべくは 私が気持ちを理解して、間違っていたら 問題点をクリアさせてあげないと、なおさら 落ち込むんだよね・・・、ごめん。

『結局はお母さんは自分の意見を曲げない。俺の考えは間違っていると否定される。何を言っても聞き入れてくれないで、いつも負けてしまうんだっ！』

もう何度も何度も聞いた。
もっと大きな気持ちで受け止めてあげないと、逆に疲れきってしまうのに。
きっと、私も頑固だから、ぶつかるのだ。何度も繰り返している。
息子の人の言葉を受け取ることへの敏感さ・・・
なんてことなく受け取れる人の何倍に値するのだろうか。