魅惑の島 沖縄を知り楽しむ

沖縄を知り楽しむ。
魅惑の島 沖縄。歴史、文化、亜熱帯の気候が織り成す独特な空気。
旅人を魅了して止まない沖縄

人種混合国家 アメリカ 2

2016-04-20 11:16:25 | 人種

 

               人種混合国家 アメリカ 2

 

カ、多様な人種を抱える国、こんなに込み合う人種でみんながバラバラになるのではと思うが、意外

にもまとまりがある国でもある。確かに人種間の差別は酷い面があるが、なぜか一朝有事の時には国

が一致団結して外敵に対応するのである。普段の生活ではがたがた言いながら主張しているが、何か

あれば愛国心が増大するエネルギーは凄い。第二次世界大戦、ベトナム戦争、湾岸戦争、ニューヨー

クのタワービルへの航空機の突入の9.11事件などがあったが、これらの全部が国が団結するきっかけ

と原動力となったのだ。

tiger60が体験したことを話そう。

軍で勤務のPX(百貨店デパート)で勤務していたころ、自分の部署に一人の黒人青年、年は20才が

採用されてきた。軍人の親と基地内に暮らしているが、高校を卒業したので働きたいと希望してきた

のだ。名前はマイク君、聞けば軍内の高校を4年半かけて何とか卒業したとのこと。家計が苦しくて

留年したわけではなく、頑張って勉強したが進級できずに留年して卒業が送れたそうだ。アメリカの

学校では年齢に関係なく頭が良い生徒はどんどん進級していく、3~4階級飛びなんて結構いるもの

だ。逆に勉強が出来なければいつまでも留年させられる。そんなに程度が高くない軍内の高校をこん

なに留年して卒業とはあきれるが、卒業は卒業なので受け入れるしかない。

週5日働くスケジュール、働いて4日目に彼は言う、明日は休みだと。いゃ!明日までは仕事だよと教

えたら、違うと言う。週5日働くから明日までは働いて明後日は休みだよと話すが違うと言い張る。

紙に書いて説明するが理解していないのだ。彼の言い分を聞いた、なぜならどこかで基本的な勘違い

をしていると思ったから。彼は指を五本数えて自分の言い分が間違えていないと言う。指を折りなが

ら数を数えている。びっくりした。ワン、トウ、スリー、フォーと数える。指を見るとワンと言う前

に親指を折り曲げているではないか。ワンと言って最初の指を折り曲げていないのだ、トゥで最初の

指を折り曲げている。ならばファイブといるところでは指が4本目になる。それを5日働いているか

ら、明日は休みだという。もうどうにもならない。アメリカ人の総支配人が来て説明するが理解

していないが、しぶしぶ従った。さすが高校を5年近くかかって卒業したもんだと呆れた。アメリカ

人は総じて自己主張をする人たちが多いのは事実である、小さい頃から自己主張しないて生きていけ

ないと教え込まれているそうだ、だが肝心な基礎教育がなされていない場合が多い。

字を読めないアメリカ人も多いのだ。アメリカに生まれ育ち、社会に出て来て軍隊に志願して兵隊に

なったが字が読めない者が意外にも多い。日本人の場合、新聞や本、雑誌、漫画など簡単に読んでい

るが、現代アメリカ人の識字率は60数パーセントでしかない。日本人は100パーセントだがあまり意

識していない、読めるのが当たり前、普通の人だと思っているが、日本以外ではそうでないのだ。

tiger60も軍に勤務していた頃、アメリカ研修やらで米国滞在して研修先の職場にいるメキシコ系や

黒人、アラブ系の人達に接する機会が多々あったが、あまり普通の教育を受けていない人もかなりい

る。アメリカに生まれ育った中米系の二世や三世が英語を全く話さないのだ。地域の郡の教育事務所

が子供を学校に通わせなさいと説得するが受け入れない、彼ら独自のコミュミティに引きこもり教育

の機会を失するのだ。そんな子供も十代後半や早い年齢だと15才くらいで結婚しないで子供を妊娠し

て産むのだ。そんなカップルは教育も高くなく、英語も上手くない、世の中に溶け込まないので就業

しても長く続かないから離婚率が高い、幼子を抱えて困るのだ周囲が福祉の手続きを取る。結局貧乏

の連鎖になるのである。若い青年で夢も希望もなく麻薬などに溺れていくのも多い。実際研修先の施

設の裏手に回ると研修施設で働いている黒人青年が大麻を吸っている光景を真近に目撃したことも何

度かあった。優しい黒人青年がそんなことをしているのも見て複雑な思いになったものです。貧困と

麻薬はセットのようなものがアメリカ社会の常です。今でも白人と黒人や中米系などが住む場所は完

全に違うのが現実、都会のバス停留所の長ベンチに黒人の男が昼の真っただ中から眠っている光景は

淋しいものです。

軍のPX(デパート)のレジの前でクレジットカードを浪費し過ぎて使えないにもかかわらず、自分

のカードは絶対使えると主張して後ろに並ぶ客のひんしゅくをかう若い兵隊もいる。金を使い果たし

て口座に預金がゼロどころかマイナスになっているのがレジのカードリーダー機械ですぐ判明してい

てレジのキャッシャーが説明しているが頭が悪いのから理解してい、だけど自己主張だけは強いから

どうしようもない。効率が悪い面もあめりかそのものです。

アメリカは世界一豊な国でもあり世界一貧富の差や人種の差別感がある国に見えが、外敵が現れると

国がまとまるのも事実です。一瞬にシャキッとなり戦闘ムード満杯となるのも面白いものです。沖縄

の米軍のある組織で最高責任者、沖縄地区最高責任者(陸・空軍共済会組織)のトップ、職員2千名

の統括者の地位にある黒人男性がいました。彼の経歴は高校を夜間で卒業してアメリカの総本部のビ

ルで掃除人(英語でジャニターという、janitor)だった。懸命に努力しての仕上がってきたのだ。沖

縄勤務で最高のポジションに立ったのだ。アメリカ社会にはこんな面白い経歴や物語はかなりあるも

のです。だからアメリカンドリームというかも知れません。非常に面白い国でもあります。

tiger60

沢山の個性あふれる民族がひしめき合う国、アメリカ、ザ・アメリカですね。いつでもナンバーワン

でないといけないと思っているアメリカ人。非情でもあり人間性あふれる優しい面もある複雑で単純

な国民、混合雑種国民ですね。いろいろなものが混ざっているから強いかも知れないですね。同じ血族同士、同じコミュニティ内でなら発展しないがアメリカはどんどん今でも新しい人種が世界中から

押し寄せる、一時期に比べてずいぶん入国審査や結婚証明書を提出してもすぐには認めなくなったア

メリカだがそれでも押し寄せてくるアメリカとはとても魅力あり世界中の人達を魅了する力があるのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿