魅惑の島 沖縄を知り楽しむ

沖縄を知り楽しむ。
魅惑の島 沖縄。歴史、文化、亜熱帯の気候が織り成す独特な空気。
旅人を魅了して止まない沖縄

感動したこと、 tiger60の近況

2019-10-16 20:34:08 | 人の心

 

       感動したこと、tiger60の近況

5月のブログ更新以来、ブログを書く時間が無かった。その間、いろいろいあった証拠である。

まずは最近、感動したこと。

毎朝、事務所に行くのに車を留める駐車場がある。時間貸しの個人経営。

夫婦でやっていたがご主人が病気がちで奥さんが切り盛りしていた。

車の駐車は午前中の受付のみ、正午後は管理事務所に人がいないが、お馴染みになって正午後でも電話すると駐車出来るようになった。

ある正午後、駐車場に着いて、電話をする、

奥様がいつもの変わらぬ声で答える、

「3番が開いているので留めて下さい、今主人と火葬場の出棺に来ています、すみません」

tiger60

[ 忙しいのにすみません、後程料金を支払います」、

電話の会話が終わり考えた、「親族の葬儀にご主人と参列されたのだろう」

翌日朝 駐車場に着いた、

奥様 「昨日は失礼しました、火葬場だったもので」

tiger60

      [ こちらこそ失礼しました」

奥様

  「実は主人が亡くなりました」

tiger60、     絶句 !

 「では昨日はご主人の火葬の直前だったのですか?」

奥様

 「そうです、何年間は手を尽くしたのですが、病気に勝てなかったです」

tiger60, 深々と頭を下げて、再度謝った。

奥様

 「たとえ主人が亡くなって駐車場を閉めると多くの方々にご迷惑をかけるので、電話での対応を

  しました」

これぞ日本人、沖縄人に流れる心意気なのかなと感動した。

普通の人なら、ここまでは出来ないかも、tiger60も自信がない。

   tiger60の近況

今年は体力が落ちたのか体が辛かった。

右耳が全く聞こえない、大学病院で検査して判明。耳の中に真珠様の玉が出来ている、

真珠性腫瘍中耳炎と云う病気らしい。年々玉が拡大するので手術で取り除くしかない。

悪いのはすぐ直ぐ取ればいいと手術前の検査を受けた、過去の病歴も調べてから手術するよになっているという、過去の狭心症を調べたら、再度血管が詰まって危険な状態だといいう。

同じ病院なので耳鼻科と心臓内科が話しあい、耳の手術を先にやった。

翌月は心臓のカテーテル手術を受けて、ステントという金属の網状のパイプ菅を入れた。

 

翌日退院の許可が降りた

家に帰り、荒れた庭の掃除をやっている時、梯子から足を滑らせ落ちた。

足と手をしたたかに打ち、内出血腫れた。 血液をサラサラする薬、バイアスピンを常用しているので血が止まらない。傷あが無いから体外に血が出ないで皮膚の中で膨張している、腕と足は二倍近く膨れている。骨折がないのが幸いだ。

もう若くと悟った次第です。長男から叱られた、もっともだ。

落ちて杖を使い歩行した。2日後、大きな団体のガイドが入った、総責任を負っているので休む訳にいかない。なんとかやり遂げた。

こんなふうに人生を過ごすのも運命かなと達観する最近である。

tiger60

今年は波乱に富んだ年になった。人生いつも順風満風ではない、ある程度変化あるほうが面白い。

出来事から学べばいいと考える。

駐車場の奥様の毅然とした姿に、自分を省みる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ウチナーンチュ、日本人

2016-10-31 01:35:38 | 人の心

 

                      ウチナーンチュ、日本人

 

  NPO団体のガイド活動をやっているtiger60は、先週ウチナーンチュ大会で里帰りしている北米3世をガイド案内することになった。ガイド依頼のいきさつは、前夜ハーバービューホテルで開かれたナーファンチュの歓迎会で我がNPOガイドサービスのパンフレットを配った、500人の那覇市出身者がいた。

翌日の朝、10時にこちらの携帯が鳴る、男性が英語で事務所の前下に来ているが、ガイドサービスを受けたいがとのこと。土曜日は事務所は休みなので、1時間待ってもらい合流した。携帯で場所を聞いたら、元三越横丁のむつみ食堂、イナムドチ定食を美味しいそうに食べている。昔、母(2世)が作ってくれたのが美味しかったと、懐かしさをかみしめていた。

年は70才、明るくよく話す、3世なら日本語でも簡単な挨拶くらいだろうと思っていたが、日本語がすごく上手い、ウチナーンチュよりも上手いのではと思うくらいだ。漢字の読み書きも完璧に日本人と同じ。

経歴は、建設業をやって引退したが、今でも顧問としてやっているとのこと。建設、開発、不動産業などを手広く経営している。

一緒に昼食を食べながら、いろいろ話したら琉球の歴史と文化に興味があるとのこと。かなり勉強家だ、いろんなことを知っている。これだと案内しがいがある。知り合いの初老の女性が参加した(地元在)、長年の友達である。押し花の研究家で多くの作品で賞を取った方のようだ。3世のポール氏にとっては故郷のお母さんという位置づけだ、本人のお母さんは北米で亡くなっている。ガイドコースは牧志、安里、崇元寺コース、ポール氏は歴史に興味があり、地味なコースを選んだ。観光客がよく行く首里城や市場などは過去に行ったそうだ。

牧志公園で御嶽の説明と沖縄角力相撲を説明すると興味深げに聞いていた。東之御嶽の呼び名から、東をあがり、西をいり、南をふぇ、北をにしと呼ぶと説明すると目を輝かして聞いていた。沖縄角力が日本の相撲と違うルールがあることも驚くだった。

さらに進み、浮繩御嶽と安里大親の住まい跡の祠の説明をすると、安里大親が果たした、琉球の第二尚氏誕生の逸話までの説明が必要だった、ポール氏はますます目を輝かせて聞いていた。

崇元寺では、歴代の王達の眠った聖廟の神聖な場所だったことを知り、感銘を受けたようだ。元々が建築屋なので石門の造りをみて理解していた。大きなガジュマルの大木とクワデーサーの木の由来を説明すると、沖縄の植物から民衆の生活風習が理解出来たようだ。

彼が言った、先祖(曾祖母の生まれた)沖縄はこんなに立派な歴史、文化、風俗があった素晴らしい土地なんだと再発見したようだ。tiger60も嬉しかった、ガイドを通して里帰りのお手伝いが出来たことに満足して。

ポール氏とはかなり気が合う、初対面なのに何十年来の友達のような感覚なのだ、彼も同じように感じているようだ。

いちゃりば、チョウで―!とはよく言ったものだと感銘した。

父方は具志川市、母方は首里の出身と聞く。3世にしてはめずらしく、日本語も徹底的に教えられたので、我々と全く変わらない。仏教の有名な空海や西澄などこともいっぱい知っている、生け花もある流派に所属して埼玉の本部まで行くそうだ。

沖縄と経済交流を進めており、12月に商用で再来沖の予定、またの再会を約束して別れた。

清々しい風に出会った爽快感が残った、また会いたくなる人物だ。生い立ちや青年期の話し、孫の話し、奥様の話し、男のロマンの話し、北米にある慰安婦像のこと、日本人と韓国人とのあり方など、また今までの沖縄、これからの沖縄といっぱい話した。

初対面でも、ここまで話せばすべて互いに分かる、理解出来る、相手が何者か、どんなバックボーンなのかが分かるのだ。

今後は、メールでやり取りをして友達になろうと約束、握手して別れた。

tiger60

人はどこに住もうと育とうと基本は変わらないと分かった。互いに理解し得る友達が出来るたことが嬉しい。

人生まだまだ楽しい出会いがあるようだ。

ちなみに、ポール氏は生まれ育ちはハワイである、現在住んでいるのがバージニア州である、奥様も日系3世だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


頑張れ 新人!

2016-07-07 19:59:57 | 人の心

 

            

 頑張れ 新人!

      

新人、新卒、新入り社員、新顔、等々いろんな表現がありますね。若い人が新人と呼ばれることが多い。人生の新入りは生まれたばかりの赤ちゃんですね。裸で生まれて裸で死んでいく。人の壮大なドラマがあります。

新人は初心はうぶなもの、何も知らないから初初しい態度だ。かわいいものです。

昨日、あるスーパーで買い物をした、レジに進んだ、前にいる婦人客が何やら古いレシートを渡している。以前買ったものの返金手続きのようだ。若い店員が数度処理しようとしたが、失敗。隣の先輩社員に何度か聞きながら終わった。客も客、何も夕方の混む時間にやらなくても思うが仕方ない。こちらは待ちながらも、イライラが昂じる。ようやく終わり自分の番、レジの若い女子店員も申し訳なさそうにレジを打っている。間違いなく客のこちらから叱られると思っている表情だ。

金を払いレシートを受け取る祭言った、 「新人、頑張れだね !」怒るどころか笑顔でエールを送った。

女子店員もほっとして笑顔で感謝の言葉を述べていた。なんだか気持が良かった、不愉快で怒ることよりもプラスのエネルギーを送ったほうが良い。怒りのエネルギーはすべてをぶち壊す、何も生み出さない。

ある心理学理論に面白い言葉がある、心理学の難しい深層心理やら難解な脳やなどの話しよりも簡単た言葉である。

「ユーアーオッケイ」You are OK   「アイアムオッケイ」Iam OK.

相手を認めて、あなたは良いと認知すると、相手はこちらを認めて、あなたも良い と返ってくるのだ。

簡単な言葉にとても深い意味の教えがありますね。

この関係においては、相手の人格を認めるのが先、ならば相手もあなたこそと認めてくれる心理。

人を理解、聞いてこそ相手も理解、聞いてくれるものですね。

そこにある関係は、私が私がと自分が先に主張して、相手を言い負かそうとする考えがないのだ。

あなたと言う主語から始まる人間関係である。人は認めあることで進展する、発展するのです。相手に認めてもらうには自分が空いてを先に認めなければならないのです。言葉が響きを持つのはこのことだと思います。

この心理学の理論が生まれてのが欧米です、今の論争激しいアメリカ社会でエリートの世界で使われている手法です、驚きですね。論破する社会と呼ばれるヨーロッパ文明社会の影響を受けるアメリカ社会でこの理論が生きていることが凄いなと思います。

弱肉強食の論破する社会で見えてきた突破口は、その逆の発想だったのです。アメリカ社会の上層階級でこの手法が使われているのはアメリカもまだ発展する国だと言える。

まず相手のことを認めること、焦って自分の言い分を話さないこと。相手の言い分を聞くことは相手の言い分をすべて認めることではない、そこがポイントでもある。要は聞く態度を見せることと、相手に言葉で吐かせることで怒りを発散させることです。

よく考えると、怒りのエネルギーは長くありません、単発ですぐ沈むものです。相手が怒って話している時は真剣に相手を見つめて聞いてあげる、ならば相手は落ち着いてくるのだ。

教会の牧師が信者の懺悔の告白を聞くのを映画などで見たことがあるはずです、あれです、あの光景では懺悔する人に話させることです、牧師はただ聞いてうなずくだけ真剣な表情で。あれこそが人の怒り、恐れ、嫉妬、いがみ合いの憎しみ感を無くすか減らす効果があるのです。

 

tiger60

頑張れ、新人! きれいごとを言っても、さまざまな要因や環境等で変わってくるものですね。ただ言えることは、

泣くも笑うも人生ではないですか?

どうせ一度の人生なら笑って、励まし、癒し癒されあう人生を歩いたほうが得ですね。プラスに生きるか、マイナスに生きるのかは自由です。

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譲り合いの心

2015-10-13 08:58:39 | 人の心
   



   

        譲り合いの心


昨日の夕方、家の近くのスーパーに行った。セールの日なのかレジ前が大変混んでいる。tiger60はトマト一個を手にレジ前に進んだが、すでに人の列が出来ていた。熟年の白髪の婦人の横に立ち、聞いた。「最後の列ですか?」婦人はそうだとうなずく。後ろにスペースが無く横に並んで待った。
レジに近くなったら婦人が「どうぞお先に、自分は沢山買い物があるので、お宅は一個だから先になって下さい}と親切に言ってくれた。とても嬉しい気持ちになった。一応遠慮したが、「いいですよ、どうぞ」と進められた。こんな譲り合いの気持ちとは人を温かくしてくれるのだと我ながら思った。こんな心のゆとりがある人になりたい、自分だけではなく自分の家族、子供、孫たちでもこんな優しい心になってほしいと思った。
社会でも家庭でも譲り合いの精神を教えられてきたはずの私達ではないでしょうか、それが成長して大人になるにつれてこんな心のゆとりを失くしているのではと感じる次第だった。難しいことではない、ただ一言、どうぞお先へと言う気持ちが大事ですね。このことで人と人は他人でも心の繋がりがあるのだと改めて思った。
ブロガーの皆さんはどうでしょうか?このなんともない小さい出来事かも知れないがとても人を温かい気持ちにする人にめぐり会うすばらしさが人生だと思う。
自分の番になり手短に商品代を払い、この婦人に一礼してお礼を述べた。「よろしいですよ」と言いながら微笑んでいた。
沖縄ではチムグクルと言う言葉がある、肝心の意味である。頭で思うだけではない、キモに銘じて(肝に心して)思うとの意味です。肝が痛いと思うくらい相手の不幸や悲しみを受け止めるとか、喜びを受け止める意味なのです。単なるありがとうではない、単なるご苦労されて大変ねとのレベルではないチムグクルをいつまでも忘れないようにと考えております。
世の中がみんなでこんな気持ち、思いになれればいいですね。いろいろな事情、状況、感情のアツレキなどもあるが人を思いやる思いは譲り合いの精神を育てると確信しています。


tiger60
日常の生活の中での再発見、嬉しかったのでブログで取り上げました。譲りあいや感謝の気持ちは温かいオーラを発するし受けることもあります。プラスのエネルギーもマイナスのエネルギーも相手に発することがあります。どちらのオーラのエネルギーを発するかは貴方の気持ち次第で決まります。廻り回って来ると先人達は言います。