魅惑の島 沖縄を知り楽しむ

沖縄を知り楽しむ。
魅惑の島 沖縄。歴史、文化、亜熱帯の気候が織り成す独特な空気。
旅人を魅了して止まない沖縄

日本人

2016-11-16 21:26:27 | 人種

 

  日本人 

 今日のブログは、日本人。

参議院になった政治評論家、青木繁晴氏の話しを聞いて日本人とはと考えてしましました。

我々沖縄県民も含めて全日本人が普段、考えている自国民としての生活や習慣、物の考え方などは普通であると思いながら生きている。当然なことですね、自分を普通と考えて生きないと、生活そのものがおかしくなるものです。

我々が普通と考えてやっていることが、とても優秀だと言われる、特に外国からの評価がそうである。

世界中にある米軍基地で働く現地雇用の基地従業員がいる、日本にも米軍基地があり日本人基地従業員がいる。

日本にある米軍機基地の基地維持のレベルや自衛隊の整備能力は世界一だそうです。日本人ほど真面目に勤務する国民はいないそうです。イタリアでは、毎日、母親が死ぬと言う、必ず誰かから朝電話がきて母親が死んだので仕事に来れないと言う、同じイタリア人基地従業員が何度も同じ口実で休むそうです。あれ!前にお母さんは亡くなったのではと問うと、義理の母とかいい、休むのです。仕事が終わると基地の整備工場や格納庫から部品や道具が無くなる、大きなソファや家具なども失くなるそうです。

米軍のF15戦闘機は、飛ぶ速度が速い、こまめに機体やエンジンなどの整備点検をしていないとネジや部品が落ちるので、日本人従業員が手掛けた機体は安全性が高いそうです。米軍しかり自衛隊も安全性は高いのです。これらの整備作業、点検などは日本人にとって当たり前にやる仕事なのだが、イタリア人や他の国の従業員はそれをしない、怠けることが多い。

こんな笑い話しがある、F15戦闘機は米国製であるが、昨今自衛隊は米国製のF15と日本でライセンス生産、組み立てしたF15がある。同じ機種だから同じ性能だと誰でも思うが、実際、急角度での飛行する場合、米国製と日本人が組み立てたものでは、飛行能力に差が生じるそうです。当然、日本人が組み立てたF15が性能の発揮をするそうです。

日米合同演習で、米国のF15戦闘機のパイロットと日本の自衛隊のパイロットが訓練途中や終わった後に雑談する会話が面白い、

米軍パイロット  日本のパイロットはいいな、日本製を飛ばせるなんて。

自衛隊パイロット えっ?同じF15を操縦しているのに!

米軍パイロット  同じでも日本人の組み立て、整備してあるF15は飛び方が凄い、お互いに戦争したら、俺たちが負けるよ。

こんな具合なのだ、これこそ日本人ここにありと感じるものです。

我々にとって当たり前はよその国では、そうではないことが多い。交通マナーや公衆道徳、マナーなど細かく上げれば切りがないほどだ。私たちの当たり前は凄いことである。そう思わないくらい自然に行動をしている日本人は立派な民族であると感じる。

イタリアの米軍基地で物が失くなることを聞いて、沖縄県民としてはうなずく面もある。沖縄が戦後、米軍が駐留し始めて、多くの県民が生活の糧のために米軍基地に働いた。基地の内部に入るので、内部の道具や備品、物、あらゆる物資が持ち出されたものです。イタリアの状態が70~60年前には頻繁にあったのです。基地従業員が持ち出した米軍物資は売られて、那覇の平和通りに品物として陳列された、平和通りの別名はブラックマーケットと云う、日本名は平和通り。面白いですね、たとえが。

平和通りで商売を始めた人たちは、戦争で夫を亡くして生活のかてが無い戦争未亡人たちが多かったそうです。男で度胸と意地がある者は、米軍のトラック運転手として仕事を得て、トラックごと物資を満載して基地の外に運びだして、売って荒稼ぎしていたそうです。そんな強者たちの一部はその後の沖縄の経済界の重鎮となり経済、政界の著名人となった者もいたそうです。

住民も戦勝者である米軍から物をくすねるのは、ドロボーではなく、戦果と呼び、危険な荒稼ぎする強者どもを英雄視する風潮もあったと聞く。なんだかミニイタリアを沖縄は演じていたのではと思いますね。

tiger60

世界一優秀な日本人の話しから県民の戦後のドサクサな追想話しになった。沖縄が歩んだ道こそが沖縄県民をそうさせたとも言える。あるいは亜熱帯気候ののどかな風土が生み出す県民性かも知れません。沖縄が復帰してから日本人化が進んで少しは優秀な日本人のレベルに近くなりつつあります。取り組むべき課題は多々あるがウチナーンチュの逞しさで進んでいくことを期待する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


濃密過ぎる沖縄

2016-11-09 08:19:19 | 人間の想い

 

         濃密過ぎる沖縄

 

  沖縄、琉球、大昔はなんて呼んでいたのだろうと想像する。

縄は永遠のテーマかも知れない。魅惑溢れる、歴史と文化が詰まった島、沖縄。一口では語れないのが沖縄である。tiger60自身、沖縄に生まれ育ち、沖縄人として、日本人としての誇りをもって生きている。

時々不思議な思いにかられる、沖縄は小さな島だがいろいろなことが詰まっている、こんなにバラエティに富むところもないのではと感じる。

歴史、武将の時代の三山時代、第一尚氏王統、第二尚氏王統、廃藩置県、明治から大正、昭和、平成と現在に至る。これらの歴史の中では戦い、統一、王朝時代の奴隷社会、明治で名前と教育を受け、土地所有が出来た。日露、日清戦争と太平洋戦争をえて米軍の施政権下から本土復帰となった。復帰してから今までの沖縄の大いなる変貌ぶりは凄かった。こんなに世の中が変わるものかと思い驚く次第でした。復帰したら日本の交通体系に合わせるために、世界に例がない交通変更という大事業を沖縄はやったものですね。世の中の変わる様を見てきたことは貴重な体験だったかも知れない。

濃密過ぎる沖縄の出来事、変わりようは、人間にも言えることです。復帰前後は、今からきって何かがあると誰もが思っていた。みんなが同じ祖国を向いていたが、復帰も落ち着いたら、ああでもない、こうでもないと皆が言い争う、バラバラになっている感がある。そうしながらもある一定の発展をしているのが沖縄である。バラバラでありながら前に進んでいるのも不思議な現象ですね。沖縄の持つエネルギーがそうさせるかもですね。

沖縄県民は何も変わっていないような気もします。昔からの伝統を守っているし、思考も変わっていないように見えます。全国最下位の教育レベルから1~2段くらいは改善したようだが、まだまだ頑張らなければいけない局面ですね。飲酒運転や事故などもワーストレベルなので県民の意識変えが問題です。悪いことだけではない、高校野球を二回も優勝するなんて、ウチナーンチュの誇りである。若い世代が芸能やいろんな分野で頑張っているのを見ると、tiger60の世代の復帰前世代の暗さがないのが良いですね。復帰前の甲子園で準々決勝までいった球児は同級生だった、聞く甲子園で試合をしている最中は笑顔どころか、頭が真っ白になるくらい緊張したそうです。今の沖縄球児は違う、堂々と笑顔でプレーをしている、時代が違うことを痛感する。

こんなに変わる沖縄で変わらない人たちがいる、誰だろう?

おじぃおばぁである、時代が進み現存する先輩方が少なくなったが、まだ健在の方々がいる。この世代は昔と今も変わらない、独特の自分だけの世界観を持ち、ゆずらない、一徹に生きてきているのだ。たくさんの生きる術、経験を伝承しておきたい。

tiger60

濃密過ぎる沖縄がテーマだが、雑感の形になった。一番面白いのは、人である。人が織りなす世の中、面白いですね。マヨナカしんやの唄にある、

人が変われば世が変われば、世が変われば人も変わる、唐の世から大和の世、大和の世からアメリカ世、アメリカ世からまた大和の世。

うすまさ変わゆるくぬウチナー(こんなに変わるこの沖縄~)。