魅惑の島 沖縄を知り楽しむ

沖縄を知り楽しむ。
魅惑の島 沖縄。歴史、文化、亜熱帯の気候が織り成す独特な空気。
旅人を魅了して止まない沖縄

分配率

2016-02-21 19:50:45 | 経済

 

 

               分配率

 

分配率と聞くと何やら、近代社会の経済の分配率やら配当率やらと難しく見えるが、大昔から分配率はあったのです。

結論じみた表現になるが、現在の沖縄と本土各県の分配率はどうなっているのかと気になっているところ、ある記事を読んだ。

沖縄県の企業の分配率は本土各県よりは悪いです。このことにびっくりするやら、やはりそうかと思ったりした。無い袖は振れない

のなら分かるが、実態は分配出来るのにやらないケースが多いとある。経営側の言い分は、企業の足腰が弱い、零細経営だからとか

いうが、経営者そのものの暮らしぶりはかなり裕福にやっているケースが多い。そのあおりで社員は働けど働けど前に進まないよう

だ。数字統計的に本土と沖縄の分配率が出ているのは明白であるが沖縄の経営者が認識している節もない。tiger60は共産主義信

奉者のように、一方的に経営が悪だとかとは言わない。沖縄の経営者の姿勢の問題だと問いたい。

この分配率の悪さは今に始まったことではない、太古の昔からあった。琉球王府時代、米国太平洋艦隊のペリー提督が琉球に5~6

回ほど琉球に寄港している。江戸幕府に開国をいたる前に琉球に寄り開国を要求している。ペリー一行は本島全土を調査して、自

然や人々の暮らしを観察している。そのペリーが云うには、いろいろな国があるが、琉球住民ほど王政の下、過酷な生活をしてい

るのも見たこともないほど、憐れな状態だとのこと。もう奴隷状態に近いと見たのである。琉球の文化や歴史は素晴らしいが住民

に自由を与えない、税金として作物を取り立てることが当然の体制だった。江戸時代の本土では、民4、官6、4対6の比率であっ

た。琉球は1対9であった。あまりにも違いがある。琉球で取れたサトウキビの甘味料(黒糖等)を大阪の堺や九州の福岡で売り

利益を上げていたのだ。すべて住民の苦労して上納したものでだ。琉球王府は奄美諸島も押さえたが、喜界島は最後まで抵抗して

いたらしい。王府時代から明治の世、アメリカ世から日本世になった。沖縄の名称は、四回変わりました、ブロガーの皆さん、ご

存じですか?四回も呼び名が変わる国なんてめったにないですね。アフリカか南米のクーデターが起こりやすい地域でもそんなに

頻繁に変わりません。変わり方はこうです、琉球(王府)から沖縄(明治)、沖縄(昭和)から琉球(米軍政下)、琉球(復帰

前)から沖縄県へ。どうですか、4回変わっていますね、目まぐるしく。

分配率の話しに戻ります。4回も変わって、今の分配率はどうだろう、昔よりは良いがまだ近代民主主義国家の様はしていないよ

うに見えます。沖縄の経営者の資質の問題でもあるのです。中には立派な経営者もいるが、企業理念が無い人たちが独立して会社

経営を闇雲に走ってやっている感があります。その下で苦しんでいる従業員たちがいるのも現実ですね。

米軍基地が返還になり、開発されて企業が集まり繁栄したかに見えるが、雇用される社員の平均収入が以外にも低いのが現実で

す。同じ地域で町が出来て同じ地域の人たちがそこで買い物したりすると繁栄しているとも見えるが、地域の中でお金が堂々巡り

しているだけなんですね。稼ぐとは、地域の外からお金が入ってきて、従来よりも潤うのが本当の儲けではないでしょうか。

解りやすい例をあげます。ある地域にギャンブル場が出来たとします、そこには人がいっぱい来て遊びます。その風景を見て、一

瞬華やかに、商売繁盛しているように見えますね。ギャンブルの勝ち負けの比率は2対8が基本です、2以下に設定してあるギャン

ブル場は多いです。では8は儲けで取られる、どこに行くのでしょうか?そのギャンブル場の経営者が同じ地域にほとんどの儲け

を寄付しますか?ノーですね。ではどこに行くか、本土経由で東アジアのある国に金が行くのです。ならば取られた地域は丸損と

同じですね。経済は難しく考えなくてもいい、単純に簡単に考えればいいと思います。知恵があれば、お金を入れる方法を考えま

す、なければ貧乏になります。沖縄の観光は経済効率が大変良い産業です。外部からお金を使いに人が来る、押し寄せる状態で

す。観光産業の片隅に立つtiger60は、国際通りや那覇の市場や首里城や那覇空港などで外部からの観光客の姿を見ると、貴重な

お金を落としてくれる大事なお客さんに見えます。沖縄県の経済に貢献しているのが観光産業です。レンタカーに多い車と同じ車

をtiger60は自家用車として使っているが、街中の混雑した道路でも、県民ドライバーが親切に割り込ませてくれる、道を譲って

くれる、どうぞどうぞと、恥ずかしいほどやってくれる、考えた。こちらの車が観光客が運転していると勘違いしているようだ。

県民の意識も変わりつつありますね、嬉しい限りである。

分配率の話し、分配率が良くなれば仕事業の効率や生産性が向上します。人はやる気が出るものです。経営側がそこを理解すると

発展していきます。

tiger60

分配率の話しが飛んでしまい、空中分解気味に終わります。ある会社で一生懸命仕事をしている人がいるが、経営者の無理解にとても苦しんでいることを思いだして、今日の分配率の話しになりました。tiger60が考えるには、昨今の沖縄の企業も一部では近代的な経営をするところも現れましたがまだ発展途上の段階です。地域が発展するのは人だと信じます、人を信じていけば会社でも地域でも教育でもすべて良い方向に行くと思います。なにやら経済から歴史やら話しの脈絡が飛んだので閉めます。またブログアップします。よろしく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


笑い・いろいろ雑感

2016-02-10 21:22:05 | 天然

 

 

 

  

            笑い・いろいろ雑感

 

沖縄のある地域に住む熟年夫婦がいる。子育ても終わりのんびり生活している。

北海道に行こうと決めた、まだ行ったことの無い北海道でカニをたらふく食べたいと考えた。旅の準備を整えて那覇空港で搭乗ゲートまで進んだ。手荷物がエックス線検査で引っかかって身体検査どこ

ろか責任者が飛んで来てカバンの中のある品物を怪しま

れた。夫婦とも困惑した、当たり前の品物をカバンに入れて何が悪いのだと。空港当局は凶器を機内に持ち込むとは何事かと空港

内の警察官が呼ばれてトンだ騒動になった。

カバンの中の凶器らしい物は、ハサミだった。これではテロかハイジャックするのではと疑われるのは当然である。夫婦は北海道

を初めて旅をする、北海道に旅行した友人に聞いたら、北海道のカニを食べたがハサミが切れなかっ

た、だから沖縄からカニ用の

ハサミを持って行ったほうがいいと聞いたのだ。その友人も北海道には始めたの旅行だったそうだ。

考えられるのは、カニを食べ

る店のハサミが古くなっていたのか、初めてカニを食べて興奮したか緊張したのか、あるいはハサミの

使い方が下手な人だったのか

だが、とにかく友人の忠告に従いハサミ持参の旅立ちだったがとんだ騒動を起こしてしまった。説明

してなんとか釈放されて無事

に飛行機に乗れたのだ。まさに沖縄県民ここに有りを見る思いですね。

18年前、台湾に旅した時、朝のホテルのレストラン。時間が早いのか誰もいない静かな雰囲気。tiger60は窓側に座りのんびり

朝食を取っていた。一人の老年の婦人が入ってきた。見た瞬間に、ウチナーンチュ(沖縄県民)ではと思った。その婦人は椅子に

座り食事をせずに誰かを待っている様子。しばらくして老年の男性が入って来る、夫らしい。くだんの老婦人は大きな声で手を振

り叫んだ、「おとぉ~、こっだよ!」、日本語だが完全に沖縄日本語標準語だ、やはりウチナーンチュだと分かった。どこにいて

も沖縄の人はオーラで分かるのだ。何となく分かるのです。この老夫婦の仲の良さそうな雰囲気は温かい感じだった。夫婦って良

いもんだなと思った。

昔台湾の台北市のホテル、日本に在住する台湾人の男性の友人が台湾に里帰りするので一緒に遊びに行った。

台北から高雄まで旅する工程、初日は台北市内のホテルに投宿した。夜ホテルの地下のレストランバーで食事をしていたら、隣の

席に台湾人の男性6人が座って台湾の左酒、紹興酒を飲んでいる。こちらを日本人と見てとるや、話しかけてきた、片言の日本語

で挨拶するのでこちらも笑顔で返す、同行しているR氏は台湾出身だが日本語も上手い、間に入り通訳をしてくれた。このグルー

プと酒を飲みかわしかんぺー(乾杯)と幾度も酌み交わし酔ってきた。友人のR氏は顔が緊張してきた、台湾人の男性諸氏も酔っ

ているのか、目が座ってきた。何か変だなと感じたが分からない。別のバーに行き呑みなおそうと盛んに誘ってくるが、R氏の緊

張した顔色が気になり、とにかく丁重に断った。明日早朝に大事な客と会うので失礼すると言い訳をして何とか席を立った。無事に脱出した感じだ。エレベーターに乗ってR氏は言った、台北市の繁華街を仕切っているその筋のグループ、有名なグループの幹

部連中らしい。R氏が緊張するのも理解した。

旅には楽しさもあり、危険もあり、油断しているととんでもない状況にもなる。

 

tiger60

台湾、日本人にとって安全で楽しい魅惑の台湾、何度行っても飽きないのは台湾の明るい、人を歓迎するところがいいですね。

九州くらいの大きさの国土に発展した大都会あり、とてつもなく広大な自然公園陽明山、農業に恵まれた肥沃な土地、どこまでも

続く稲田、果樹園など、近代から自然、歴史などが沢山ある国、今地震で苦しんでいる、早く立ち直ってと祈る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


月桃の花ーサンニン 

2016-02-07 21:59:01 | 癒しの自然

 

                  

              月桃の花 -サンニン

 月桃 - サンニン、沖縄ではこの花、葉を知らない人はいないが、他府県人が聞くと、何だろう?と思うはずです。

沖縄県民のソウルフード、ムーチーがある。食べる餅である。ムーチーあるいはカーサムーチーとも呼ぶ。

毎年、旧暦12月8日、今年の新暦では1月17日だった。鬼餅を食べる日と言えば分かりやすですね。沖縄でもこの日に家で餅を

作るのが慣例です(昨今は買ってすますこともあり)。餅をこの月桃の葉に包んで蒸して食するのです。味無しの普通のもの、砂

糖などを混ぜたもの、黒糖味のもの、紅芋を入れたもの、落花生を入れたものなどがある。沖縄では子供が生まれた家庭ではこの

カーサムーチーを作り、隣近所、親族、知り合いなどに配り生まれた子の健康と未来を祝ってもらうのです。tiger60が幼少期に

は、自分の年の数を紐でくくり天井から吊るしていたものです。

餅を包む月桃の葉は蒸すと香ばしいにおいが餅の旨さと重なり味わい深いものとなります。月桃の葉はそのままでもハーブ特有の

強い尚香を放ちます。花が咲き芳醇な香りがあたり一面に漂います。花が咲く時期が決まっているので夏場の花の匂いを嗅ぎたく

て待ち遠しくなります。月桃は殺菌効果があり、冷蔵の無い時代には食材を包み腐れるのを防ぐ貴重品でもありました。漢方薬と

しても有用です。沖縄の月桃の香水がフランスのパリの一流ブランド店で、かなり高い値段で売られているようです。

沖縄ではどこにでもさりげなく咲いている月桃は地味な存在でもあるが、その役割は大なのである。我が家にも植えてある、芳醇

な花を見るのが好きで、匂いが嗅ぎたいのだ。これがないと人生が白けた気持になるから不思議である。外を歩いていると月桃の

咲いているのを見ると立ち止まって見てしまう。毎年花が咲くと命が繋いでいるのが分かる。だから無いと空白になる思いであ

る。最近思いを寄せる植物が増えた、パパイヤである。あのパパイヤの大きな丸い果実が幾つも垂れ下がっているのを見ると豊か

な気持ちになるのだ。鈴なりに沢山あるのが良い。木成りで熟して黄色くなったパパイヤは格段旨そうに見える。散歩していると

他人の家の庭にたわわにパパイヤがなっているのを見ると立ち止まって見て、我が家のと比べてします。人の家の玄関近くで立ち

尽くす不審な男と思われたかも知れない。

観光客を案内していて月桃の花やパパイヤがなっているのに遭遇すると、観光客に説明する、初めてみる南国の木々や果物に客も

感動するようだ。ほとんどの客が初体験で喜ぶ。沖縄にある普通のものごとでも来訪者にとっては感動物である。こんな客がまた

沖縄に来たい、来年来たらまたこうの光景は見れるかと聞く、沖縄は変わらないと答えるようにしている。観光客は帰ってから友

人や家族、周囲にその感動を話す、取った写真を見せて熱く説明するから、翌年はみんなで沖縄に来るのだ。バナナは日本全国、

季節を問わずに食べることが出来る時代であるが、実際バナナの実が咲いているのを見せると喜ぶものです。沖縄県民はバナナの

木を見ても何も感動しないですね、人と住む場所が違うと違う印象、感動があるのです。我々沖縄県民がリンゴ園や梨園、柿など

の風景を見ると感動するはずです。これらがある本土の人たちにとっては何も感じないものになっているのです。

 

tiger60

なんでもないものに目を当て、感動する、喜ぶ気持を持ってほしいとの思いで書きました。それはものだけではないですね。普段見慣れた、家族、夫婦、職場の人たち、買い物する店の人間関係でもそうなのではと思う最近です。もう一度、あの時の原点に立ち戻り今までの変わり様、どこがターニングポイントだったかを考えてみるのもいいのではと思います。価値あるものは再認識をして、必要のないわずらわしいものは捨てることも大事ではないでしょうか。