魅惑の島 沖縄を知り楽しむ

沖縄を知り楽しむ。
魅惑の島 沖縄。歴史、文化、亜熱帯の気候が織り成す独特な空気。
旅人を魅了して止まない沖縄

歴史に登場する人々

2015-10-30 08:12:07 | 琉球の歴史








            歴史に登場する人々

私達が今生きているということは、私達を産み育てた人達が過去にいた証拠である。一代や数代ではなく何百年の単位で遺伝子が繋がっ

ていることを考えると、それこそ幾多の人

達が過去世に生きていたことになる。太古のことは文献が残っているのが少ないので確たる物証はないが、口承伝承で繋いできたことも

大事ではある。

長い古えの時から数えると先祖の数は膨大な人数になる、その多くの先祖たちがそれぞれの人生を生きていたので、それぞれのロマンが

あったと考えられる。私達は自分だけでは

生きていないのだ。忙しい現代生活に追われて、全く先祖のことを忘れたか考えていないことにきずく。時々先祖たちはどのように生き

てきたのかと考えるのはブロガーの皆さん

も同じではないでしょうか。沖縄では門中や一族を意識した社会であると前回のブログで話しました。

ときおり、自分の先祖が分からないと困っている人を見かける。家系図がない、先祖が分からない、自分の出目が分からない、親族や門

中が分からなくて付き合い、交流が無いな

どです。そういうように悩んでいる人に聞いても先祖の記録の手がかりが無いと嘆く。沖縄での門中や一族の記しとして名乗り頭と呼ぶ

ものがある、名前の頭に付く字のことであ

る。名乗り頭(なのりがしら)、この名乗り頭が名前に付いていて兄弟、男子系の身内に同じ字が使われていたら先祖探しは容易いので

ある。沖縄門中風土記などの文献を図書館

あたりで見て調べたら、すぐ分かるのである。簡単に先祖や出目が見つけられるのです。みんな難しくとらえていて、進めないようだ。

一つの取っ掛かりが得られたら元祖までさ

かのぼり判明するのです。西暦1300年頃からの資料は探せば見つかるものなんです。ある年配の男性が相談に来ました、先祖がはっきり

しないので家系図が作れないと悩んでい

る。姓と名を聞くと、もうどこの出目かが分かり、姓から判明するのは、どこそこの元祖で、名乗り頭もそれを現している、系図はすぐ

作れるとアドバイスした。調べたら姓と名

が現す字が先祖への道しるべとなっている。本人は生まれてきてずっとこの姓と名を使って70年間生きてきたのだ、頭に乗せた証拠に気

がつかなかっただけなのです。このような

ケースは多い。まず自分の周りを見てみることから始まる先祖探し。若い時は人生を乗り切ろうと、先祖や出目のことを考えもしなかっ

たが、年齢を重ねてくると考えるものです

ね。この意味は人は生まれて成長して脂の乗った中年期を過ぎて、老年に向かう時に、ふっと考えるのは誰でも同じではないでしょう

か。考えることはそんなに大差ないように思

います。先祖探しをすると先祖のことが、生き様が解かり幾多の先人達の足跡を見る思いがします。幾多の苦労、悲しみ、喜び、楽しみを乗り越えて生きていた先祖のロマンあふ

れる人生があります。先祖に思いを至ることは先祖供養にもなります。私達が死んで後に子孫達が自分のことを知りたいとか思いを共有

してくれたら、あの世で喜ぶと思います、

先祖たちもそう思うのではないでしょうか。歴史に登場する人は必ず伝説や偉人だけではないのです。それぞれの先

人達みんながロマン溢れる歴史上の人達ですね。


ttiger60も先祖探しをしていろいろ学びました。そこから得たことは先祖

にたいする感謝の心です。感謝、とても大事な基本的なことだと思います。感謝の心を無くしたら人間失格

になります。下手な理屈で生きていこうとする横着な人間がいるが、そんな得手勝手なことでは続かないのは明白ですね。感謝、感謝です。

世界中に共通の言葉、感謝、日本語ではありがとう! 英語ではサンキュー! 中国語では謝々(シェシェ)! ロシア語ではシバシー

バ! ラテン語ではグラッチェ!ダンケ

シェン等々、世界中の人達も同じ感謝ですね。人類普遍の当たり前の感謝の心を広げよう!


























沖縄観光あれこれ

2015-10-23 16:55:27 | 沖縄観光






沖縄観光あれこれ


首里城に行く度に観光客の多さにびっくりするやら嬉しいやらと思う。こんなに多くの人たちが沖縄に来てくれるのかと感激する。
本殿など有料地域に入るのに大人820円が必要である。団体割引や沖縄モノレールを併用利用する場合は少し安くなるようだ。国の援助があり立派な首里城が出来たのは良いが、入場料が高いと思う。
首里城も国や色々な団体が複雑に経営や管理をしており紛失物なのの管理でもややこしい場合がある。
いずれ入場料は安くなるはずだが、早くそうなってほしいと願うのだ。
沖縄県人の入場が意外にも少ない、理由は入場料の高さだ。もっと沖縄県民の特に小中学、高校生に見てほしい、我々の先人達が古えの時代から築いてきた宝物だから、知って誇りにしてほしい。
今、国のとういむち割引制度で首里城の入場年間パスポートと首里杜レストランの食事、本殿の南殿にある差鎖の間の琉球喫茶室でのお茶、お菓子券の三点セットで1600円弱の価格になる。年間パスポートだけでも1600円するのが、この安い価格で出来るのだ、年内の措置のようだ、詳しくは首里城管理事務所に問い合わせされたし。

国際通りや牧志公設市場などで沖縄県民がの姿が少ないと昨今思う。
日本全国からの観光客や台湾、中国からの中国系の観光客、欧米人などが多い、沖縄県民は1割以下になっている。観光客は地元の人達がいる市場や場所に来て見て感じたいと希望していると考える。我々が外国に旅行したらそういうふうに考えるのではないでしょうか。
那覇の現状は観光客だけとなる恐れがある、県民が来たいと思う環境ではないから来ないのである。いつまでもこのような状態が続くといずれは観光客が飽きてくると思う。昨今の観光客はリピーターが多くなっているから地元の人との触れあいを求めているのだ。
県や那覇市でもこのような事態をなんとかしなければといろいろ効果的なことを模索中とは聞いている。那覇市民会館を与儀から久茂地に移転するのも市民、県民を国際通り近辺に集める方策の手段だと聞く。

tiger60
今日は沖縄観光の話し、こんなに大きな経済効果があるビジネスは観光意外にないのではと思う。日本全国、世界中が観光に力を入れて誘致活動を展開しているのはうなずける。観光客をいろいろな場所で見かけるとありがとうと言いたくなるほどです。マナーが悪いとかも弊害はあるが、それも込みでの観光ビジネス効果ではないかと考える。
もっともっと世界中から観光客が来るように県民が迎えことが大事ですね。



































あんた、どこね~!

2015-10-16 16:16:58 | 沖縄社会






              門中


門中、沖縄ではよく聞く言葉ですね。標準語ではもんちゅう、沖縄呼びではむんちゅうと言う。

沖縄はこの門中制度が残っている社会です。tiger60は糸満市の観光関係の仕事でミニバスに乗ることがあります。車内の運転手の名前が掲げられているのを見て、糸満の人達は必

ずどこの門中だねと聞く。運転手もどこどこの門中で屋号はこうこうしかじかと述べる。これが普通の会話としてあるのだ。

現代の社会ではプライバシー意識が出てきて、名前やどこの出身かとか門中かと聞けない雰囲気になっているが、南部糸満市でプライバシーに関係なく会話が成り立つ。

tiger60はこの光景を見て那覇市ではこんな会話が出来ないが糸満市では違和感も無く話せるのは不思議でもあります。

どこどこの出身や出目、門中を聞いて自分と同じ関係者なら話しが弾むのです。これが沖縄の田舎の風景です。血縁や一族意識を大事にする、選挙の立候補者も門中や血族、地縁

をフル活用することが当落につながるとさえ言われる社会です。糸満市や南部の集落の住宅の並ぶ道を車で走っていると、丁度選挙運動の真っ盛りの時、ノボリが立つ広場や家か

ら支持者らしい一団がこちらを見ている、警戒しているようにも見える。地縁、血縁を通じて必死に選挙を戦っている様子が分かります。

地域の発展もこの血縁、地縁によってかなり差がでるようです。結束が固い集落や一族からは市会議員を三名も出す集落もあると言われます、逆に結束があまり無い地域、血縁だ

と一人の議員も当選させることが出来ないところもあるそうです。政治の中身ではなく地縁、血縁で決まるとはすごいことですね。

門中意識も良い面もあります、自分がどこから出てきたのかが分かることは人間としてとても大事なことですね。出目と言う言葉は現代ではあまり聞かないと思います、分からな

い、聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。出目とは自分の先祖の大元に当たります。誰でも沢山の先祖が生きてきたお陰で今の自分が生きているのです。一人で生き

ているわけではないのです。目に見えない先祖たちがいたので今の自分があるのは当たり前のことですね、昨今の風潮としてこの自然な簡単な論理が理解していない人が多くな

っているように感じるのはtiger60だけでしょうか。決して自分よがりしてはならないのです、誰かがいて自分がある。

普段の生活では門中を意識することはないが、一年に一回、4月の清明祭や旧盆の時や冠婚葬祭の時に門中の大事さ、こんなに多くの親族縁者がいることに感銘するものです。

先祖崇拝の基本は子が親を敬ぶ心だと確信します。この事実を忘れたら、失くしたら人間失格になりますね。親らしいことをしなくても親がいたから自分が生まれた、自分がいる

のだと考えることは自然なことですね。


tiger60
今日のブログは少し真面目に語り過ぎたかもと思います。

好きな言葉があります、

   失って初めてきずく、親と金!

   悔いのない親孝行が出来るのも親が生きている間だけですね。

















譲り合いの心

2015-10-13 08:58:39 | 人の心
   



   

        譲り合いの心


昨日の夕方、家の近くのスーパーに行った。セールの日なのかレジ前が大変混んでいる。tiger60はトマト一個を手にレジ前に進んだが、すでに人の列が出来ていた。熟年の白髪の婦人の横に立ち、聞いた。「最後の列ですか?」婦人はそうだとうなずく。後ろにスペースが無く横に並んで待った。
レジに近くなったら婦人が「どうぞお先に、自分は沢山買い物があるので、お宅は一個だから先になって下さい}と親切に言ってくれた。とても嬉しい気持ちになった。一応遠慮したが、「いいですよ、どうぞ」と進められた。こんな譲り合いの気持ちとは人を温かくしてくれるのだと我ながら思った。こんな心のゆとりがある人になりたい、自分だけではなく自分の家族、子供、孫たちでもこんな優しい心になってほしいと思った。
社会でも家庭でも譲り合いの精神を教えられてきたはずの私達ではないでしょうか、それが成長して大人になるにつれてこんな心のゆとりを失くしているのではと感じる次第だった。難しいことではない、ただ一言、どうぞお先へと言う気持ちが大事ですね。このことで人と人は他人でも心の繋がりがあるのだと改めて思った。
ブロガーの皆さんはどうでしょうか?このなんともない小さい出来事かも知れないがとても人を温かい気持ちにする人にめぐり会うすばらしさが人生だと思う。
自分の番になり手短に商品代を払い、この婦人に一礼してお礼を述べた。「よろしいですよ」と言いながら微笑んでいた。
沖縄ではチムグクルと言う言葉がある、肝心の意味である。頭で思うだけではない、キモに銘じて(肝に心して)思うとの意味です。肝が痛いと思うくらい相手の不幸や悲しみを受け止めるとか、喜びを受け止める意味なのです。単なるありがとうではない、単なるご苦労されて大変ねとのレベルではないチムグクルをいつまでも忘れないようにと考えております。
世の中がみんなでこんな気持ち、思いになれればいいですね。いろいろな事情、状況、感情のアツレキなどもあるが人を思いやる思いは譲り合いの精神を育てると確信しています。


tiger60
日常の生活の中での再発見、嬉しかったのでブログで取り上げました。譲りあいや感謝の気持ちは温かいオーラを発するし受けることもあります。プラスのエネルギーもマイナスのエネルギーも相手に発することがあります。どちらのオーラのエネルギーを発するかは貴方の気持ち次第で決まります。廻り回って来ると先人達は言います。

悪いやから -うじ虫

2015-10-07 20:26:49 | おじぃとおばぁの話し

     悪いやから - うじ虫










tiger60の家の電話が朝、鳴った。妻が電話を取る。

相手は市役所市民課の医療保険の払い戻しの窓口だと名乗る、男性だ。


相手 今回法改正があり、収めた健康保険料の払い戻しがあります、3万円を払い戻します。

妻  えっ、そうなんですか? 役所から連絡があるとはどうしたんですか?

相手 納めすぎた家庭に電話で連絡しております、銀行の口座に振り込みますので銀行名と預金通帳の番号が必要ですので教えて下さい。

妻  いゃ、役所に行きますのでそこで手続きをしたいと思います。

相手 役所の窓口が混雑する恐れがあるので、こうして電話連絡して手続きを進めております。

妻  本当ですか?払い戻すなんて、まだ信じられませんね。

相手 大丈夫ですよ奥さん、このまま手続きに入りますので、預金通帳を準備下さい。

妻  そうですか、ちょっと待って下さい。

   預金通帳を出してきて、電話口で口座番号を読もうとしている。

tiger60 声ではなく、両手の指を×印にポーズして妻に、預金番号を言わないように伝えた。

妻  ちょっと待って下さい  と言い電話を代わってと言った。

tiger60 どこの誰からそんな電話なのか?

妻  役所の市民課の健康医療保険払い戻しの窓口の担当と名乗っているが

tiger60 役所が払い戻しの連絡を電話でやるはずがないじゃないか? おかしいよ。絶対大事な口座番号を言ってはならないよ。ダメ!

妻  あっ、そうなんだ、電話代わって

tiger60 もしもし! お宅どちらさんですか?

相手 プッんと電話を切った。

完全にいまある詐欺や騙しの電話だと判明した。妻もびっくりした。うかつにも話しを誘導されたら口座番号とパスワードを話していたかも知れない、あるいはその寸前で思い止まっ

たかも。
tiger60
我が家にこんなおれおれ詐欺のような電話は初めてだった。経済事犯が真近くにある証拠だ。ブロガーの皆さんもこんな経験があるやも知れません。許せませんね、全国であるいは中国や韓国から国を超えておれおれ詐欺をやろうと仕掛けてくる時代です。苦労して一生懸命に貯めたわずかな金を弱い立場の年寄りから騙し取っているのが現実です。苦にや行政機関も防止と検挙に力を入れているが完全に根絶やしにすることが出来ないのが現状ですね。一生懸命生きてきた人達が良かったと云える世の中であってほしいと願うのはtiger60だけではないでしょう。