バイク選びから少し脱線しますが、
ボルトにグリスを塗ってはいけません。
と言うのは。
スポーツバイクパーツの締付トルクは 4N-m と言う低トルクの箇所も多く。
ドライバーでも超えてしまう数値です。
4N-mは、1N-m狂うと 25%の狂いになってしまいます。
更に価格が安い部品は、高い部品と比べて品質は期待できなく、
尚更トルク管理が重要になります。
ところが、ボルト等にグリースを塗ってしまうとオーバートルクで破損の可能性があります。(これはISOでも警告されています)
組み上げ時の破損ならまだしも、組み上げ時は亀裂で走行中に破損すると大きな怪我に繋がります。

当店で通常使用するものですが。
ネジ等に塗るものは、昔からたくさん出ています。
適材適所に使い分け塗り分けるのがメーカーの推奨です。
最近では車業界では ISO基準 で、グリースをホイールボルトに塗る事が禁止されました。
世界を見ると、塗布剤やトルクレンチは日本より当たり前に広く使用されているようです。
話は変わって
購入時にグリースが塗られているパーツもあります。
メーカーに問い合わせると、
「正しくはグリースNG、塗布剤を塗って組み上げてください。」
事情があるようです。
組み付けるスタッフはプロだから、拭き取って塗り替えると言う前提もあるようです。
確かに全ての商品に、「専門の知識をもった~」と書いてあります。
ショップでもグリースを推奨していたら、メーカーに問い合わせてください。
塗布剤は近所のホームセンターで購入できます。
興味が合って分からない事があれば店頭で質問もOKです。