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Mo.の事件簿 A diary of Mo’s trips

事件簿などという大層なタイトルだが、実は単なる旅行記です。

17.斑鳩めぐり。

2015-02-14 | 奈良/Nara:2014
レンタサイクルの利を活かして、法隆寺からちょっと西へ行ったところの藤の木古墳へ。











歴史好きのわたしだけれども、……やはり古墳の石室はコワイと感じることが多々ある。
そもそも洞窟なんてコワイもんですよ。現実的に。でもちょっと幽霊的にコワイのも否めない。
物理的には土を盛っただけの小山なんだけれども。
まあでも中に入れる古墳ではなかった。





藤の木古墳から自転車で2、3分のところに斑鳩文化財センターというところがあって、
ここは藤の木古墳のガイダンス施設(というらしい)。
けっこう新しめの施設で、小さいけれども立派な上映室があり、そこで藤の木古墳にまつわる映像を見せてもらう。
なかなか良く出来ていた。

その後、ボランティアガイドの人に展示室の説明をしてもらう。
ここの出土物、……ほとんどの本物はそれこそ研究機関に行ってしまって、ここにあるのはだいたいのところ
模作なんだけれども、それを見ただけでびっくりする。
こんなちいさな古墳にこんなに豪華な副葬品?

しかも被葬者は(あくまで少数者の仮説の域を出ない段階らしいが)、
穴穂部皇子、宅間皇子、崇峻天皇という、いわば当時の嫌われ者。
嫌われ者だったかどうかは確言出来ないとはいえ、権力者ではなかった。それなのにあんな副葬品の数々。
だとしたら、天武天皇クラスならばどれだけ豪華な副葬品が……。想像出来ない。


奈良で4泊する人は珍しいらしく、ボランティアの人に「え?奈良だけで4泊?」と軽く驚かれたが、
行けてないところはたくさんあります。

飛鳥も行ってないし、薬師寺にも唐招提寺にも行ってないし、法華寺にも秋篠寺にも海竜王寺にも、
時間があれば新薬師寺や白毫寺にも行きたかったけどなあ。
でもまあこの辺は行ったことはあるんだ。20年くらい前に。

大和文華館は行きたい気がしているのだが、今回も行かなかった。
ここは優先順位を上げて、行くべきだったろうか。
でも当時の特別展は「茶湯の人と造形」で、――もうちょっとキャッチィなタイトルをつけるべきではないだろうか。
地味すぎて、おっ、行ってみようか、という勢いに欠ける。



※※※※※※※※※※※※



あとは……あ、その前に。藤の木古墳に行く前にお昼ご飯を食べたんだった。








昨日の東大寺で喰いっぱぐれた茶がゆにどうしても執着があったらしく、芋粥。
まだ炊き上がってないのでお粥はあまり美味しそうに見えないけど、実際に食べたら美味しかったです。
グリーンピースを取り除いて食べたけど(^_^;)。


それから中宮寺を出たあと、いかるがiセンターなるところにも寄ってみた。
あまり面白くなかった。あったかかったので座って居眠りしてしまった。30分くらいか。



文化センターを出てからは、あとは法起寺と法輪寺。
温かい気候の時ならとても楽しいサイクリングだと思うが、……少々寒かった(^_^;)。
なので、ほんと行ったってだけで帰って来た。
法起寺なんか、あったかい時なら、いつまででものんびり出来そうないいところ。







法輪寺の塔と、









法起寺の塔。双子のよう。



15:00に斑鳩駅に戻ってレンタサイクルを返す。








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