piano class emi.i.

いいピアノを弾きたい

ピエール・ローラン・エマール

2009年01月12日 | 演奏会
今日はレッスンがお休みなので・・・(月曜が休みばかりで月曜クラスの生徒さんたちが心配。)昨夜は夜更しして衛星放送を見ました。
日付変ってからドイツ放送製作のエマール氏のバッハのフーガの技巧、カーター、ベンジャミンといった現代曲とベートーヴェンの31番のソナタ。バイエルン芸術アカデミー(スタインウェイホール)での演奏会。
31番のソナタもベートーヴェンがフーガを物にしたか!という曲ですので、フーガについての講義のような演奏。
バッハのフーガも横に違う色で旋律が流れていくのがよくわかる。
ベートーヴェンも調律師に中音域の音色を変える為ハンマーの下に紙を入れてみてくれと試行錯誤した成果、だけではないけれど素晴らしい。私の理想とするバッハやベートーヴェンを示してくださったようです。
その前に録画していた放送、中村紘子さんが65歳になりここ数年練習で肩や手を痛めるのを高名なお医者様に治してもらってはぎりぎりのところまで練習を重ねなければならないほど肉体と練習のバランスに苦慮しているから現在は筋力トレーニングも取り入れている・・・と話されていたのを観たあとだったので、この50歳のエマールさんは 全く中村さんと別のところにいるなあと。大きなフランス人男性ですがあまりにも楽に理想の音を出せているので手の筋肉がどうこうではなく頭で演奏しているので、(筋肉の支配は無意識下)バッハのフーガのような難曲も魔法のようにわかりやすく聴くものの耳に美しく語りかけ旋律として自然に届くのだと思います。
感動と共感の演奏を聴けて興奮してしまい、しばらくうなってしまいました。涙が出る暇のない感動。
(全然眠くないけれど)さあ眠ろうと思ったら続いて 消さずに映っていたテレビで「なんとか音楽祭」を放送するという・・・それが
グリモーのピアノヴァイオリンはカプソンと庄司さやかちゃんビオラは名前は忘れてしまいました(謝)白髪の白人男性、チェロはマイスキーでシューマンのピアノ五重奏が始まってしまい・・・聴きました。すごいメンツ。異星人の集まりみたいに面白かったです。みんなソリストなので(笑)どこもかしこも激しくて(汗)力がはいる曲ですが入りすぎで花火のようなシューマン。グリモーさんはちょっと浮いていました・・・。おかげで熟睡。今日はさらわなくてはいけません。
kさん、成人式おめでとう!

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